ウェーバーグリルの選び方
ウェーバーグリルを買おうと思っても色々な種類があります。
なんだか名前もよく似ているので、よくわからなかったり、昔「ゴールド」と呼ばれていた物が今は「プレミアム」と呼ばれていたりしますので、なんとなくよくわからないのですが、整理してしまえば、欲しいものがわかるはずです。
それでは見ていきましょう。
自動車で運ぶか否か
ウェーバーグリルの中では、腰くらいまでの高さでタイヤがついている背が高いタイプと背が低いタイプがあります。
背が高いタイプは分解して持っていくことができるという方もいらっしゃいますが、基本的には家の庭で使うものと考えておいた方がよいでしょう。
他方で、背の低いタイプは持ち運びも可能となります。
多くの方は、庭で使うというよりは、キャンプ場に持って行って使うことになるでしょうから、やはり背の低いタイプの中から選ぶことが多いでしょう。
このようにまず自動車で運ぶか否かにより、何を購入するかが大きく分かれることになります。
背の低いタイプ
背の低いタイプには大きく分けて3種類あります。
①ジャンボジョー
②スモーキージョー(シルバーとプレミアム)
③ゴーエニィウェアー
このうち、ジャンボジョーとスモーキージョーは丸いタイプで、ゴーエニィウェアーは四角いタイプとなります。
また、ジャンボジョーは、スモーキージョーより大きいものです。
ちなみに、スモーキージョーの中で、シルバーとプレミアムがありますが、シルバーは灰を落とすところが下についておりますが、プレミアムは、これがついておらず、その代わり側面に空気口がついています。また、シルバーは蓋をロックするシステムがありませんが、プレミアムには蓋をロックするシステムがついています。
背の低いタイプはこのような分け方になりますが、選ぶ際にはやはり収納スペースの問題が大きいでしょう。
ゴーエニィウェアーは本体サイズがL44.1×W30.5×H21.4cmですので、ほかのバーベキューグリルと比較すると若干大きいかもしれませんが、さほど大きくは変わりません。
しかし、丸いタイプの中で一番小さいスモーキージョーでも、折りたたむことはあまり想定していないので、車に乗せるとかなり大きく感じるでしょう。
とはいえ、自動車に乗せる際は、キャンプ用品を乗せた上にふわっと置く形になると思いますので、その程度のスペースを取ることは通常できるのではないかと思います。
特にもともとホームセンターで売っているような四角いタイプのバーベキューグリルを利用されていた方の場合、そのバーベキューグリルのように四角く収納することはできませんが、積載の順番を変えれば、スペース的には何とかなるかなという程度の大きさと考えていただければよいでしょう。
ウェーバーを買う以上はやはり丸いタイプが欲しいという気持ちはありますし、確かにゴーエニィウェアーの方が収納スペースが少なくて済むとしても、そこまで大きく変わるわけではありません。また、ゴーエニィウェアーは14,000円程度しますので、価格的にはジャンボジョーと同じ程度です。
このような経緯で、丸いタイプの中で悩むということが多いでしょう。
値段としては、スモーキージョーシルバー<スモーキージョープレミアム<ジャンボジョーという順番となります。
僕がいろいろと調べた結果としては、この中ではスモーキージョーシルバーは避けた方が良いと思います。
といいますのも、自動車で運ぶことを想定しますと、ふたを固定できないとなかなか不便です。スモーキージョープレミアム以外の丸いタイプは下の空気口が真下にあり、スモーキージョープレミアムだけは横にあるので、うまく火力調節ができないのではないかという不安がありました。
僕が使ってみた結果そのような問題は全くありませんでしたので、その点は安心できると思います。
あとは、スモーキージョープレミアムとジャンボジョーの違いは、大きさだけなので、利用する人数で決めたらよいと思われるかもしれません。しかし、スモーキージョープレミアムの場合、単純に小さいので、入る炭が少なく、火力が変わりやすいという問題点があります。
4人程度までなら、スモーキージョープレミアムで十分運用することができるのですが、その点が少し面倒くさいといえるでしょう。
なので、ストレスなく使おうと思うと、何人で利用するとしても、ジャンボジョーがおすすめということになりますが、あとはスペースとの相談ということになるでしょう。
背の高いタイプ
背の高いタイプは
①47cmコンパクトケトル
②57cmコンパクトケトル
③47オリジナルケトル
④57cmオリジナルケトル
⑤57cmオリジナルケトルプレミアム
があります。
いずれもタイヤがついているタイプで、お庭でバーベキューをすることを想定しているモデルと思われます。
値段としては①から⑤までだんだんと高くなっていくのですが、①と②及び③と④は大きさが違うだけとなります。
コンパクトケトルにない機能として、オリジナルケトルにワンタッチクリーニングシステムがあります。これは、中を開けなくとも、そこに落ちている灰を外に落とすことができるという機能です。
オリジナルケトルプレミアムは落ちた灰が風で飛ばないようカバーがされています。
値段としては、約15,000円から37,000円程度の開きがありますが、長く持つものですし、人が見るものと考えると、安い方が良いとも言い難いといえます。
特に庭で利用する場合、あまり灰が飛ぶのも好ましくないと思われますので、その意味でオリジナルケトルプレミアムが良いという考え方もあるでしょう。
似た商品について
ウェーバーグリルと似たものとして、マスタービルドのケトルグリルがあります。
これは、コストコで10,000円ちょっとで売っているところを見ます。
僕が現場で見た時のイメージとなりますが、どうせ買うのであればウェーバーの方が良いのではないかと思います。
まず、機能的な違いですが、網が少し違います。
ウェーバーの背の高いタイプであれば、網は端っこが開くようになっています。しかし、マスタービルドのケトルグリルは開かないようになっていました。
この端っこが開く機能はスモークウッドを入れる際に役立ちます。ちょっとのことなのですが、あると便利なのです。
また、ウェーバーの網はステンレスそのままなのですが、マスタービルドの場合、コーティングされています。
コーティングされているのが良いことなのかどうかはよくわかりませんでしたが、網はグリルブラシでごしごし洗うので、あまり何もついていない方が良いのではないかと思います。
また、網と網の間もなんとなくマスタービルドの方が広いように感じました(これははかったわけではないので、違ったらすみません。)。
僕がパッと見て思った差はその程度なので、別にその程度と思われるか、どうせ長く使うものだからと思うかは人それぞれだと思います。
最後に
ちなみに僕はスモーキージョープレミアムを使っています。
使っていて肉はおいしく焼けるのですが、ローストビーフを作る際、大体一回くらいは木炭の継ぎ足しをしないといけません。僕のやり方があまりよくないのかもしれませんが、やはり火が安定しやすい、ジャンボジョーを買おうか悩んでいるところです。