ウェーバージャンボジョーのレビュー
ウェーバージャンボジョーを手に入れましたので、使ってみてどうだったかご紹介します。
なぜウェーバージャンボジョーを購入したか
僕はもともとウェーバースモーキジョープレミアムを持っていましたが、少し不都合なところがありました。
当たり前のことなのですが、ウェーバースモーキージョープレミアムは直径が37cmなので、少し小さい目なのです。
どうもウェーバースモーキジョープレミアムは3〜6人用として販売されているみたいですが、4人くらいまでは大丈夫だと思いますが、6人は正直厳しいと思います。
また、小さい目だと、焼く部分が小さいことはあまり大きな問題ではないのですが、木炭を入れることができる量が少ないというのが問題でした。
ウェーバーグリルを使う場合、長くゆっくりと火を通すことが多いため、火を通している間に火力が落ちてくることがあります。
そのため、十分な量の木炭を入れておかないと火力がすぐ落ちてしまうのですが、ウェーバースモーキージョープレミアムだとあまり沢山の木炭が入らないので、長時間の調理に不向きに感じます。
そのため、もう一回り大きなウェーバーグリルが欲しいと思って、ウェーバージャンボジョーを購入しました。
不安だった点
購入する前に、ウェーバージャンボジョーについて不安だったのは、車で運ぶことができるかどうかでした。
色々調べていると、まあ大丈夫というような内容がよく書かれています。
しかし、車の積載量は車によって様々ですから、本当に僕でも大丈夫なのかは正直よくわかりませんでした。
また、火力が安定するというのも、理屈ではわかるのですが、本当なのか?という点も気になっていました。
さらに、ウェーバーグリルの中で大きい目のものは、網の端っこの方が開くようになっていて、簡単にスモークウッド(チャンクス)を入れることができるようになっています。
少なくともウェーバースモーキージョープレミアムにはその機構がないのですが、もしかしたらウェーバージャンボジョーにもこの機構がついているのではないかという淡い期待を抱いていました(正直なところ、アップの写真を見てもこの機構はついていないように見えましたのであまり期待しておらず、購入したところこの機構はついていませんでした。)
ウェーバージャンボジョーを購入して見た
ウェーバージャンボジョーを購入して見たところ、結局買ってよかったと思いました。
では、まず見た目の方から説明します。
ウェーバージャンボジョーの大きさですが、確かにパッと見たところ、大きかったのですが、車に乗せるにあたってはウェーバースモーキージョープレミアムが乗るのであれば乗ると思います。
と言いますのは、通常、ウェーバースモーキジョープレミアムを乗せる場合、他の荷物を乗せた後、その荷物の上に乗せる形になると思います。
この場合、どうしても隙間が空いてしまいますので、多少大きくても入るようなスペースが残ると思います。
そのため、おそらく誰でも、ウェーバースモーキジョープレミアムが乗るのであれば、ウェーバージャンボジョーも乗ると考えて良いと思います。
また、機能的には、当たり前のことですが、蓋を固定して、蓋の持ち手を持つことで、本体を持ち運ぶことが可能です。これはウェーバースモーキージョープレミアムと同じですね。
僕はこれくらいの機能を想定していたのですが、想定していなかった良い機能がありました。
それは、網を地面につけずに仮置きすることができるということです。
ウェーバースモーキジョープレミアムの場合、網は単に丸い形をしていますので、チャコールレイアウトを変えるために網を外すとその網は地面に置くか、地面に立てて置くかくらいのバリエーションしかありません。
しかし、ウェーバージャンボジョーの場合、網に持ち手がついています。この持ち手自体も便利なのですが、持ち手をウェーバージャンボジョーの蓋に引っ掛けることで、網を地面につけずに置くことができます。
言葉で説明してもわかりにくいと思いますが、下の写真みたいになるということです。
これは、本当に便利なので、僕はこれだけでもウェーバージャンボジョーにしてよかったと感じました。
ウェーバージャンボジョーの使い勝手
ウェーバージャンボジョーを何度か使って見ましたが、非常に使いやすいという印象です。
僕は初めてウェーバースモーキージョープレミアムを使って見たときも非常に感動しましたが、ウェーバージャンボジョーを使って見たときの感動はそれ以上でした。
どのように使うかにもよるところですが、何度もバーベキューをしていると、木炭はキングスフォードの炭にすることになると思います。
僕はもともとキングスフォードの炭は見た目があまり好きではなかったので、普通の木炭を使っていました。しかし、普通の木炭は大きさがまちまちで使いにくかったため、キングスフォードの炭を購入しました。
キングスフォードの炭の良さについては他で説明するとして、キングスフォードの炭は燃え尽きたところが灰になって落ちます。
その灰は僕がもともと想像していたよりも多く出るため、灰を捨てるための皿があった方が良いと感じました。ウェーバースモーキジョープレミアムには灰を捨てるための穴や皿がないのです。
普通の木炭を使っている場合、出る灰の量は少ないので気にならないのですが、キングスフォードの場合、結構その量が多いので、灰を捨てるための皿は結構役に立ちます。
そして、最も気にしていた火力が安定するかという点ですが、僕がやって見たところ、1時間程度は安定して加熱することができました。それ以上となりますと、まだ試していませんので、わかりませんが、とりあえず、ローストビーフを作るという程度であれば、問題はなく作ることができます。
また、ローストビーフやスペアリブを作る場合、本来は、肉を真ん中に置いて、木炭は左右に振り分けて置くスプリットツーゾーンファイヤにするのがセオリーですが、ウェーバースモーキジョープレミアムの場合、スペースの問題で、スプリットツーゾーンファイヤにすることができませんでした。しかし、ウェーバージャンボジョーの場合はきちんとスプリットツーゾーンファイヤにすることができますので、安定して焼くことができます。
このように、僕としては、人数にあまり関係なく、スペースがあるのであれば、ウェーバースモーキジョープレミアムよりもウェーバージャンボジョーを使った方が良いと思います。
ウェーバースモーキジョープレミアムとウェーバージャンボジョーを比較すると、ウェーバージャンボジョーの方が燃費が悪いのではないかと気にされるかもしれません。
これは確かにウェーバージャンボジョーの方が大きい分燃費は悪いのですが、他のバーベキューグリルと比較すると、ウェーバーグリルは圧倒的に燃費が良いです。
例えば、僕の経験では、概ね6時間くらいのバーベキューでウェーバージャンボジョーを使ったことがありましたが、その際に使った木炭は2kgでした。
一般にバーベキューは一人当たり木炭1kg程度を用意すべきと言われていますが、その際の参加人数は4人でした。
そのため、確かにウェーバースモーキジョープレミアムの方が燃費は良いとはいえ、ウェーバージャンボジョーでも他のバーベキューグリルと比較すると圧倒的に燃費が良いといえます。
これは、燃焼量をコントロールしながら調理をするためなのですが、このようにウェーバーグリルはそもそも燃費は非常に良いので、あまり燃費のことを気にする必要はないと僕は考えています。
ウェーバージャンボジョーのよくなかったところ
これは正直ありません。
強いていうならば、上でもあげましたが、網の端っこを開けることができないというところです。
ウェーバーグリルの中には、網の端っこを開けてチャンクスを入れることができるものがあります。しかし、ウェーバージャンボジョーの場合は、開けることができません。
また、ウェーバーグリルの中には縁が少し高くなっていて、串焼きをする場合に都合の良いものがありますが、ウェーバージャンボジョーは、さほど網よりも縁が高くなっていません。
ただ、これらの機能は確かにあれば便利なのですが、使ってみるとこの機能がなくてもさほど困りませんでした。
ウェーバージャンボジョーはウェーバーグリルの中でも一番売れていると言いますが、使ってみるとその使い勝手の良さがさらによく理解できました。
欠点らしい欠点はありませんし、燃費も良くて、美味しく調理できるのですから、売れるのも当たり前というところではないでしょうか。
僕は買って損はないと思いますので、ぜひ使ってみてください。