ウェーバーチャーバスケットは買うべきか?

Weber(ウェーバー) チャーバスケット炭燃料ホルダー 7403

ウェーバーグリルは物の割に比較的安価な気はしますが、ウェーバーグリルの関連商品はなかなか高価だとは思いませんか?

ウェーバーチャーバスケットはスプリットツーゾーンファイヤー(木炭を左右に振り分けて、中央には木炭がない状態にするレイアウト)をうまく作るための道具です。

この説明を聞くだけでも「それだけのために・・・」と思われるのではないでしょうか?

しかし、僕はバーベキューを本気でするなら、ウェーバーチャーバスケットは必要だと感じています。

ウェーバーチャーバスケットがない場合

ウェーバーチャーバスケットがない状態でスプリットツーゾーンファイヤーを作ろうと思うと、あまり木炭を高く積むことはできず、また、中央部分はなだらかな感じになってしまいます。

それでもいいじゃないかと思われるかもしれませんが、僕が何度かやってみた結果結構な不都合があります。

通常、スプリットツーゾーンファイヤーで肉を焼く場合、肉は中心において長時間加熱することになります。

そのため、肉汁が真ん中に落ちてしまい、ウェーバーグリルが汚れてしまいますので、真ん中にはアルミホイルなどを引いて肉汁がウェーバーグリルに触れないようにします。

ただ、このアルミホイルが曲者のようで、なだらかな感じに積まれた木炭との合わせ技で空気の通り道をふさいでしまい、ウェーバーグリルの上と下の空気口を開けていても、木炭が鎮火してしまうということがありました。

具体的には、極力ウェーバーグリルを守ろうと思うと、アルミホイルを大きめに使ってしまい、縦のラインはウェーバーグリルの端から端まで、横のラインは木炭に一部乗せるような形でアルミホイルを配置してしまいます。

このようになると一気に空気が通らなくなるのです。

ウェーバーチャーバスケットがある場合

ウェーバーチャーバスケットがあると、空気の通り道はしっかりと確保できますので、木炭の火を安定させることができます。

また、強火部分と弱火部分をしっかりと分けることができるので、真ん中に置いた肉の端っこだけしっかりと火が通り、真ん中は生という事態を避けることができます。

そのため、ウェーバーチャーバスケットがあると大きな肉をおいしく焼けるというわけです。

実はウェーバーチャーバスケットがなくてもなんとかなるんじゃないか・・・

とは言いつつも、ウェーバーチャーバスケットはそこそこいいお値段をしますので、使わなくて済むならそれに越したことはありません。

そこでいろいろ試してみたのですが、僕としては、おおむね1時間から1時間半程度で焼けあがる肉であれば、ウェーバーチャーバスケットがなくてもキングスフォードの炭があれば問題なく焼けると思います。

キングスフォードの炭はよくオススメされていますが、実際に火力の安定性についていえば、よく販売されているマングローブの炭よりも圧倒的に良いですし、大きさが均一なので、積み上げやすいといえます。

そこで、キングスフォードの炭を使ってみたところ、1時間から1時間半程度であれば、ウェーバーチャーバスケットがなくても温度がそこまで下がることなくストレスなく焼けると感じました。

しかしながら、それを超えるとやはりウェーバーチャーバスケットが欲しくなると思います。

ただ、ローストビーフでも、1時間から1時間半すれば焼けますので、通常の使用を前提とするのであれば、あまり出番はないかな?と思います。

まあ、かっこいいし、その程度の時間であるとしても、ウェーバーチャーバスケットがあった方が、火力が安定するのは間違いないので、欲しいといえばほしいんですけどね。