エリッゼステーク(18cm)を購入してしまった

鋳造ペグのエリッゼステークのことはご存知でしょうか。

知らない人からしたら、全く興味がないかもしれませんので、ペグの種類から説明していきます。

ペグの種類

ペグにはいろいろ種類があります

プラペグ

アルミ製のペグ

スチールペグ

鋳造ペグ

ペグの種類ごとの特徴

ペグにはいろいろな種類があり、場所によって適切なペグは異なります。

プラペグ

よく安いテントやタープに付属してくるペグがプラペグです。

プラペグの特徴は柔らかく体積が大きいため、①刺さりにくく、②抜けにくく、③軽いということになります。

刺さりにくいというところがピックアップされがちですが、抜けにくいというのは特徴の一つで、砂浜でテントを立てるときにペグ打ちするのであれば、プラペグが一番適切と言えます。

ただ、プラペグに人気がないのは言うまでもなく、かなり多くのケースで刺さらないからです。

もしキャンプを初めてする方で、どんなキャンプ場かわからないというのであれば、悪いことは言いませんので、プラペグ以外のペグを用意しておきましょう。

アルミペグ

アルミ製のペグも、よくやすいテントやタープに付属してきます。

アルミペグの特徴は、形状にもよりますが、Y字でない普通のアルミペグであれば、①アルミペグほどではないが刺さりにくく、②抜けやすく、③軽いという感じです。これがY字のアルミペグであれば、抜けにくいという特徴が加わります。

アルミペグは刺さりにくいといいますが、どのくらい刺さりにくいかというと、普通の土であれば普通に刺さるが、下に石があるような場所だと、ペグ自体が曲がってしまい刺さっていかないです。

他方で抜けやすいと言いましたが、地面が普通の土である場合はあまり気になりませんが、砂浜だとほぼペグ打ちした意味がないというレベルです。

そのため、いわゆるキャンプ場と言われるようなところに行くのであり、砂浜に行かないのであれば、ほとんどのケースでペグ打ちすることができますし、抜けることもありませんので、初心者の方でも比較的満足はできるのではないかと思います。

ただ、使い込んでいくと、結構よく曲がったりとイライラすることも多いです。

Y字ペグは悪くはないのですが、刺さりやすくなるわけではないので、抜けにくいというのもどの程度信用できる話かもよくわからないので、私は購入しようと思ったことはありません。

私の場合、砂浜であれば、石などを使ってペグの代わりにしてしまえばいいと思っているので、プラペグを紹介しておいてなんですが、砂浜ではペグに頼らなくて良いと思っています。

スチールペグ

スチールペグは、アルミペグよりも硬いという特徴があります。

そのため、①アルミペグより刺さりやすく、②細いため抜けやすく、③アルミペグより重いという特徴があります。

刺さりやすさについては、気をつけてペグ打ちすれば、特に問題ないくらいですので、スチールペグを買っておけばほとんどの方は満足できるでしょう。

鋳造ペグ

鋳造ペグは、スチールペグより更に硬いという特徴があります。

そのため、①スチールペグより刺さりやすく、②若干太いため、細いペグよりは抜けにくく、③かなり重いという特徴があります。

鋳造ペグがどのくらい刺さりやすいかということですが、基本的に刺さりやすさというのは曲がりにくさと同義であると考えています。

そして、鋳造ペグ(私が買ったのはエリッゼステークなのであくまでもエリッゼステークのことですが)は、力いっぱいハンマーで叩いても、力いっぱい岩で叩いても、全く曲がる気配がありません。

感覚的には、人間の力で曲げるのは不可能ではないかというくらいです(もちろん両手持ちできる木槌などで叩けばどうなるか走りませんが・・・)。

さらに、若干太いので、若干抜けにくいという特徴があります。これは、あくまでも若干なので砂浜でも有効ということはありませんが、比較的ゆるい泥状の地面の場合、細いペグよりは聞きやすいと感じます。

ただ、重さについては正直重いなと思うくらい重いです。そのため、リュックで行くときや自転車で行くときは使わないほうが無難ではないかと思います。

エリッゼステークを購入した理由

上記の通りアルミペグは基本的には十分な性能を有していますので、通常であれば、エリッゼステークを買う必要はないと思います

しかし、私は比較的地面の中に石が多く入っているような場所でキャンプをすることが多いのでアルミペグだと非常にストレスが溜まっていました。

そこで、鋳造ペグを購入しようと思ったわけですが、鋳造ペグにはいろいろな種類があります。

私がエリッゼステークを選んだ理由は一番安かったからです。

私はいろいろな情報がありますが、そもそも鋳造ペグを人の力で曲がるほどペグ打ちすることは不可能だと思っていたので、そうだとすると、あとはどれでもいいと思ったからです。

ただ、曲がらないのであれば、半永久的に使えますので、ちょっとの金額の差であれば、値段ではなく好きなものを買っても良かったかなと思いました。

エリッゼステークを購入してみてどうだったか

エリッゼステークを購入してみたところ、非常に満足してしまいました。

購入する前は、ちょっと高いなとか、オーバースペックかな?とかいろいろなことを考えていましたが、今から考えるともっと早く買っておけばよかったと思いました。

全く曲がらない

予想通りといえばそうかもしれませんが、思いっきり打ち付けてもエリッゼステークが曲がることはありませんでした。

私はハンマーを持っていくことは少ないので、そこらへんにある石で打ち付けます。

硬いところだと、石で軽く打ち付けるくらいでは入らないので、石を頭より高く振り上げて、一気に振り下ろして打ち付けているのですが、全く曲がりません。このような打ち付け方だとエリッゼステークに添えてある手がしびれてしまいますので、私は革手袋をして打ち付けています。

これでもペグの頭(?)に石の粉がつくことはありますが、ペグ自体が傷ついているようには見えませんでした(本当は表面の塗装は剥げているかもしれませんが)。

結構抜けづらい

エリッゼステークは少し付属のアルミペグより太いので、若干抜けづらいと感じました。

エリッゼステークは抜けにくくするために、その長さは18cmだけでなく、28cmと38cmが存在します。

そのため、18cmは比較的抜けやすいのかな?と思っていたのですが、私としては不満に感じるほど抜けにくいことはありませんでした。

ただ、少し太いだけなので、過信するのは禁物ですので、絶対抜けないものがほしいということであれば、長いものを購入するかプラペグを合わせて持っていきましょう。

といいますのも、プラペグの悪いところは刺さりにくさですが、エリッゼステークで穴を開けたところにプラペグを刺せば、比較的硬いところでも刺さりますし、抜けにくさはさすがプラペグというような感じです。

いずれにしても、私の使い方を前提にするのであれば、18cmのエリッゼステークで十分満足できるくらい抜けにくかったわけです。

でもやっぱり重い

重いというのはスペック的にはわかっていたのですが、持ってみるとやっぱり重いなと重います。

どれくらい重いかというと、私は8本であれば持っていこうと思いますが、テントとタープがあるからといって、16本は持って行きたくないなというくらいの重さです。

結局エリッゼステークは刺さりやすいという特徴を有するわけですが、エリッゼステークで穴を開けて、そこに他のペグを打つのであれば、必ずしも全てエリッゼステークで構成する必要もありません。

そういう意味も込めて、16本は持っていかないかなと思います。

結局はものすごくおすすめ

私は購入する前はその値段もすごく気になっていたのですが、正直ものすごくおすすめです。

しかし、私としては高いと思っていた理由はエリッゼステークに慣れてしまうとすべてのペグをエリッゼステークにしないといけないのではないかと思っていたことにもよるわけですが、実際はその重さも相まってなくさない限りはエリッゼステークを追加購入することはないかなと思います。

そうだとすると、高いといってもあまり負担ではありません。

そういう意味も込めて、エリッゼステークはものすごくおすすめだと思います。

初めてキャンプをされる方が購入するということはないかもしれませんが、絶対にそのうち欲しくなりますので、欲しくなったら購入することをおすすめします。