キャンプでのお酒の楽しみ方(ビール、ワイン、日本酒、リキュールなど)

キャンプの楽しみの一つはお酒ですよね。

私がキャンプを始めた理由の一つは、バーベキューだとお酒を帰りに運転することを考えるとお酒を飲めないからということがあります。

ただ、キャンプでお酒を楽しもうと思っても色々と制約があるのも事実です。

というわけで、無理なくキャンプでお酒を楽しめる方法を提案いたします。

ビールや酎ハイなど

ビールや酎ハイをバーベキューをしながら飲む。最高ですね。

ただ、これらは冷えていないといけないので、その点が難しいと言えます。といいますのも、大きなクーラーボックスを買えば冷やせるのですが、氷がたくさん必要になり、面倒になって、キャンプにいかなくなるというような傾向にありますので、あまり無理もしたくないところです。

方向性としては、ちょうどいい大きさのクーラーボックスを用意するか、ビール用のクーラーボックスを別に持っていくかですが、他の荷物も色々あることを考えると、現実的なのはちょうどいい大きさのクーラーボックスを買うことだと今は感じています。

その方向で行く場合の注意点はこんな感じです。

自分や家族が飲んで楽しいビールの量を確認する

ビールならいくらでも飲めるという方もいらっしゃいます。

私もそうでしたが、そうなると夫婦で行くならとりあえず6本セットのビールを買おうという話になり、それでも足りないなと感じるというような状況の陥ります。

ということはつまりクーラーボックスとしては、こういうものを買うことになるということです。

確かに、家族で使うし、車も大きいのであれば、このレベルまではギリギリ許容だと思いますが、私の感覚では、このクーラーボックスを買うのであれば最低箱バンがほしいところでSUVだとルーフボックスがないと厳しいなと感じるところだと思います。

そのため、ここが最初の分岐だと思うのですが、「ずっとビールで行くぜ」と考えるか、「ビールは1〜2本飲んだら他のお酒に移行しよう」と考えるかで、クーラーボックスの大きさが変わるわけです。

私は、断然後者がおすすめで、以下で紹介しますが、バーベキューではビール以外のお酒も楽しんだほうが絶対得だと思います。

クーラーボックスの大きさを決める

そこで、クーラーボックスの大きさを決めるわけですが、クーラーボックスは一般的に保冷力の関係で、使用可能な範囲でギリギリまで小さいほうがいいと言えます。

私は、夫婦で最初1本ずつないしは2本ずつビールを飲んで、次に他のお酒を飲む前提で、17リットルのクーラーボックスがおすすめだと思っています。

保冷力の関係からおすすめは釣り用のもので私が使っているのは3面真空パネルのshimanoフィクセルリミテッドだったのですが,最近売っておりません。

ただ,3面真空パネルでも性能的には十分であるようには感じていたのですが,3面真空パネルがないことを前提とすると,6面ウレタンフォームか6面真空パネルかを選ぶことになりますが,結局クーラーボックスは一生ものになる可能性が高いので,多少高くても6面真空パネルを選んでおいた方が無難なのではないかと思います。

私の3面真空パネルの場合、1リットルくらいの氷で、真夏はギリギリ2日間持つくらいの保冷力です。

この大きさで、子供の分も行けるかというと、子供のお茶やジュースのペットボトルが冷えていないといけないという条件をつけるのであれば17リットルでは足りませんが、子供のお茶は魔法瓶で対応するのであれば、野菜の中で冷やさなくてもいいものをクーラーに入れない前提であれば、ギリギリ行けるくらいの大きさだと思います。

やはり余裕をもたせたいと思われる方は多いと思うのですが、やはりクーラーボックスはギリギリであればあるほどよいと思いますので、私は17リットルがベストだと思っています。

ワイン・スパークリングワインなど

ワインはあまりキャンプのイメージではないかもしれませんが、本来バーベキューではワインのほうが合うと言われています。

バーベキューの本場、オーストラリアでは、近所の公園のバーベキュー台でバーベキューをする際、皆様がワイングラスを持って集まるというほどです。

文化の違いもありますが、確かに肉ばかりを食べがちなバーベキューではワインの酸味は口の中をさっぱりさせてくれますので、楽しむことができます。

ワインを飲むことを考えると、難しいのはワインを冷やすこととワイングラスでしょう。

ワインの冷やし方

キャンプでワインを飲む場合、ワインはクーラーボックスに入れて持っていき、白ワインの場合はクーラーボックスから出してすぐ飲み始め、赤ワインの場合はクーラーボックスから出してしばらくしてから飲み始めるという感じになります。

ただ、ワインは開けてすぐ飲み切るわけではありませんのでだんだんと温度が変わってきます。

そこで、私はワインクーラーを使うようにしております。

ちょっと大きいですが、これでかなり温度を維持することができます。

ただ、夏だとこれだけでは心もとないので、ワインクーラーの中にケーキ屋さんなどでもらえるような小さい保冷剤を置き、その上にワインを置くようにしています。

そうするだけで特に不満なく飲めるくらいの温度が保てます。

ワイングラス

ワイングラスは非常に難しい問題です。

オーストラリアでは、ガラスのワイングラスを持っていくというのが主流で、割れないようにするためには気をつけるということ以外ありません。

確かに、ガラス以外のワイングラスで飲むワインの味が、ガラスのワイングラスで飲むワインの味と同じかと言われると同じとは言えません。

しかし、キャンプ中はただでさえいろんなことに気を使っていますので、不満はあるとしても、割れないワイングラスを使ったほうが無難だと感じております。

日本酒

キャンプで日本酒を飲むのはやはりその土地ごとに違う日本酒を味わうことができるということですよね。

ただ、地酒と言っても、器によって味わいは全く異なります。

お猪口と徳利

日本酒を飲む器で最もメジャーなものはお猪口と徳利でしょう。

誰もが一度経験することと思いますが、一度紙コップで日本酒を飲んでみると、如何に紙コップで飲む日本酒がまずいかがわかるでしょう。

それと同時にお猪口で飲む日本酒はいかに美味し買ったかも悟ることになります。

キャンプ用ということで言えば、スノーピークのハイエンドモデルもあります。キャンプではお猪口はあったほうがいいと思いますが、徳利まではいらないと思っています。

お猪口についても、そもそも小さいものですので、キャンプに行った先でその地のお猪口を買うというのも乙なものです。

枡で日本酒を飲んだことはあるでしょうか。

買ったばかりの枡が一番わかりやすいと思いますが、枡で日本酒を飲むと安い日本酒でも木の香りがしてものすごく美味しく感じます。

私の拙い表現では、辛い目の日本酒の中でもさっぱり目の日本酒の場合(白ワインでいうとソービニヨンブランのような感じ?)、日本酒側に特徴があまりないので、木の香りが日本酒の旨さを引き立てるように感じ、すごく美味しく感じます。

キャンプでいうと、枡は割れないという点でも優れていると思います。

そんなに大きなものでもありませんので、一度試してみると楽しいでしょう。

ウィスキー・ブランデー

バイクの人は特にかもしれませんが、キャンプとウィスキーは合うイメージがあります。

私もバーボンにはまっていた時期があり、一度ジムビームを車に常備していたことがありますが、すぐまずくなりましたので、それはやめておきましょう。

ウィスキーやブランデーは持ち運ぶ際に冷やす必要はありませんので、その意味では簡単です。

ただ、飲み方によっては炭酸水を持っていくなど難しいところもあります。

スキットル

スキットルというのは、ウィスキーを入れることが多いと思いますが、こんなものです。幽遊白書の酔が持っているやつですので、見たことはあると思います。

結構安いモデルが多くあり、一度買ってみてもいいかなと思う感じですよね。

スキットルは必須ではないと思うのですが、ウィスキーをちょっとだけ飲みたいということであれば、ウィスキーの瓶はかなり邪魔になるので、これくらいの容器があったほうが便利と言えるでしょう。

バイク乗りの皆様の中では、ワイルドターキーをスキットルに入れて持っていくというのが定番の一つだと思いますので、そういう雰囲気もありでしょう。

飲み方

ブランデーは特にグラスにこだわったほうがいいように思うのですが、ブランデーグラスはキャンプで持って行こうとはなかなか思わないようなものでもあります。

割れないワイングラスを持っていくというのも一つでしょう。

 

その他には、ハイボールやブランデーソーダ(フレンチハイボール?)で飲むというのもありです。この場合、氷を持っていくことと炭酸水を持っていくことが難しくなりますが、氷は下の「ジン・ラム・ウォッカ・テキーラなどのスピリッツ」をご覧ください。

ジン・ラム・ウォッカ・テキーラなどのスピリッツ

スピリッツはあまりキャンプで飲むイメージはないかもしれませんが、夏の暑い時期にはかなり合うと感じております。

私は、夏のキャンプにはジン(ビーフィーター)、ラム(バカルディ)、テキーラ(カークランド)を持っていっていますが、楽しいです。

別に夏に限定する必要はないのですが、なんとなくスピリッツは海外のプールサイドで飲むようなイメージがあり、勝手に楽しんでいます。

氷の持っていき方

氷の持っていき方は、結局魔法瓶系になります。

おすすめは、スタンレーのVACUUM STEEL GROWLER1.89Lの中にロック氷を入れて持っていく方法です。私は家で作ったロック氷を入れていきますが、市販のロック氷もだいたい入ります。

氷は、真夏でも少なくとも2日間は持つイメージです。

 

その他の選択肢としては、サーモスのアイスコンテナーです。

スタンレーと異なり、簡単に氷を取り出すことができるというメリットがあります。

詳しくは「キャンプの氷の保管のためSTANLEY VACUUM STEEL GROWLER1.89Lを買ってみたら,マジでよかった」に書いていますので、こちらを見てみてください。

飲み方

当然コップに入れて飲むのですが、氷が無限にあるわけではないので、二重になっているものがいいです。

キャンプに行かれる方であれば、このようなコップはお持ちだと思うのですが、スタッキングができないのと、雰囲気があまり良くないのが気になりますよね。

そこで、私がおすすめだと思っているのはこちらです。

雰囲気がいいですし、断熱構造が採用されています。

使ってみると、たまに結露しておりますので、断熱性は他の二重構造になっているものより若干落ちるのだろうと思いますが、実用上は氷が早く溶けるなとまで感じたことはありませんので、特に問題ないと感じています。

シェーカーもセットになっているので、楽しみが広がりますし、自宅でも使うことができるのもいいところです。

炭酸水

炭酸水の持っていき方は、ビールと同じですが、あまりたくさん持っていかないようにするということが大事でしょう。

スピリッツも美味しいとは思うのですが、これだけのために大きなクーラーボックスを買うほどではないと思います。

ですので、自分が飲む量を確認した上で、適量の炭酸水を持っていくことにしましょう。

カクテルのメニュー

カクテルを作ろうと思うと、ジュースを持っていかないといけなかったり色々面倒です。

私は、スピリッツを持っていくときは決まって

  • ライム(ないときはレモン)
  • 炭酸水

だけを持っていくことにしています。

いろんなカクテルを作るのも楽しいのですが、荷物も重くなりますので、これくらいが穏当だと思っていますが、好きなカクテルがある場合はそれに照準を定めるのもいいと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

私はキャンプではリキュール、焼酎、紹興酒はあまり飲まないので、これらは外してありますが、それ以外は網羅していると思います。

キャンプでお酒を楽しむのは非常に楽しいですが、飲み過ぎは禁物です。

といいますのも、キャンプの料理関係は妻がやって、テントなどの大物関係は夫がするという家庭も多いと思いますが、そこで夫が酒を飲みすぎると夫婦喧嘩のもとになります(こんな夫婦を何度も見てきました。)。また、キャンプは自分で感じる以上に疲れているもので、二日酔いするほどでなくても、飲みすぎると突然疲れが出たり、翌日疲れが残ったりと、あまりいいことがありません。

私は、最初の頃こそ、たくさん飲んでいましたが、段々とキャンプ中の飲酒量は減らしており、今では、2回に1回はお酒を飲まないくらいです。

そんな感じではあるのですが、キャンプは自宅では食べないような料理をするので、食べ物と合わす関係でお酒を飲むとかなり楽しく、私はバーベキューで飲むワインと夏のキャンプで飲むジンリッキーは大好きで、たまにするとキャンプに来てよかったなとしみじみ感じます。

皆様も、自分にあったお酒の飲み方を探してみてはいかがでしょうか。