キャンプでローストビーフ!失敗しない超簡単な作り方
キャンプでローストビーフを作るというのは少しハードルが高いように感じます。
しかし、ウェーバーグリルを使えば簡単に作ることができます。
ローストビーフの作り方自体はいろいろありますので、これよりおいしい作り方もあるかもしれませんが、今回は、キャンプで作ることを想定しますので、できる限り簡単に手間をかけずに行きたいと思います。
それでは見ていきましょう。
肉を買う
ローストビーフは冷めてから食べることもありますので、基本的に脂の少ない肉で作ります。
具体的にはモモ肉やランプなどが適しているといわれています。
国産の肉を使うと高いので、僕はいつもコストコでミドルグレインビーフランプキャップを買っています。
オーストラリア産の肉はにおいがあるといわれているようですが、僕はあまり気になりませんでした。
臭みというよりは肉っぽい味と香りがするといった方がイメージ的には会うかもしれません。
下準備
ローストビーフの下準備は簡単です。よく言われているように肉の中まで常温に戻してから、味をつけていきます。
好みもあるでしょうが、僕は、塩コショウとニンニクで味をつけています。ポイントとしてはこれでもかというほど塩コショウをすることみたいです。肉が分厚いので、塩コショウを振りすぎたと思っても、味が濃いということはなかなかないようです。
また、コストコで購入する場合、冷凍していることも多いと思いますので、解凍方法は問題となるでしょう。
一般に氷水につけておけばよいといわれますが、私が冷凍したミドルグレインビーフランプキャップを氷水につけて冷蔵庫に一晩寝かせてみましたが、ほとんど解けていませんでした。色々試していますが、冷蔵庫に2日程度置いておくとだいたい解凍することができました。本当は氷水につけて回答すべきと言われますので、。
また、脂部分についてですが、僕はこれまで脂付きのまま焼いていました。基本的なレシピでは、脂部分は取り去るようになっていると思いますが、脂部分も美味しいので、取らずに焼いていました。
感覚的には、焼いた後、温かいうちに食べるなら脂はあった方が美味しいですが、冷めてから食べるならば脂はない方が美味しいです。
そのため、どのように食べるかによって、脂を取るかどうかを決めると良いでしょう。
焼く
焼き方は、使うウェーバーグリルによって異なります。
ウェーバージャンボジョー以上の大きさの物であれば、木炭を左右に分けて高く積み上げ(スプリットツーゾーンファイヤー)、真ん中に肉を置いて、40分から1時間程度置いておけば完成します。
ウェーバースモーキージョーなど小さめの物であれば、左右に木炭を分けるスペースがないので、一方に木炭を置いて(ツーゾーンファイヤー)、木炭のない方に肉を置いておけばよいでしょう。
一部だけ焼けてしまうことを避けるため、僕はひっくり返していましたが、この行為が本当に必要なのかはよくわかりません。
また、ウェーバーで焼く際は、せっかくですので、スモークもしましょう。
スモークは、スモークウッドを水につけたうえで、木炭の上に置くか、スモークチップを水につけたうえで、アルミホイルに包み、少し穴をあけて木炭の上に置いて蓋をするだけです。
僕は最初は面倒でしたので、スモークチップをそのまま木炭の上にふりかけていました。この方法だと、スモークチップが燃え尽きてしまうのですが、蓋をして、酸素の供給量を少なめにしておくとしばらくは煙が出ますし、何度か繰り返せば、実際に遜色ないくらいの香りがつきます。
ただ、長く調理するものだと、スモークチップを継ぎ足す回数も増えますし、スモークチップの使用量も増えてしまいますので、ローストビーフの場合、アルミホイルで包んだ方が良いと思います。
焼き上がりの見極め
ローストビーフが焼きあがったかどうかを目で確認するのは難しいです。
そのため、肉芯温度計を用いて、肉の中心の温度を確認します。ちなみに僕が使っているものはこれです。アナログの方が雰囲気が良いと思って買ったのですが、故障していましたので、今はこちらを使っています。
ローストビーフの場合、たたきのような状態の方が好きな方もいらっしゃいますので、絶対にこれがいいというものではありませんが、中心温度が54度から60度くらいが良いようです。
場所によっても温度は違いますので、肉芯温度計は数か所刺してみることにしましょう。
火からおろした後
火からおろした後にすぐ切り始めてはなりません。
切ると肉汁が出てきてしまうからです。
とはいえ、キャンプだと唯一の調理道具が約1時間にもわたり占拠されてしまうことになりますので、なかなか待つのもつらいと思います。
ですので、取り合えず、まな板の上にのせて、写真を撮るようにしましょう。
また、待つに当たってソースを作るというのもよいでしょう。とりあえず時間をつぶせばよいのです。
待つ際、アルミホイルで包んだ方が良いかという問題ですが、面倒であれば、その日の焼き加減を楽しむというスタンスで良いと思います。
基本的な考え方は、温度が低かった場合は余熱で火を通すためにアルミホイルで包んで待ち、温度が高かった場合は余熱で火が通りすぎないようにそのまま待つべきと言われます。
ただ、現実的には、ローストビーフを作ってみたら、中の方がまだ凍っていたため、焼けているところと焼けていないところの温度差が非常に大きい場合があります。この場合は、周りだけ食べてまた焼くか、アルミホイルで包んで待つことになるだろう。
きちんと焼けた場合でもしばらく待った方が良いのですが、どのくらい待てばよいかという点については、1分くらいとか3分くらいと聞くことがあります。
僕自身の感覚では、ローストビーフは出来立てよりも次の日の朝の方がおいしいような気もするので、いつがいいかと聞かれてもよくわからないのですが、写真を撮って、ポーズをとって、包丁をゆっくり出して端っこから切って、ちょっとずつ食べ始めたら、十分なのではないかと思います。
ローストビーフを使った料理
ローストビーフはなかなかおなか一杯食べることができませんが、バーベキューでは食べきれないほど食べることができます。
その場合はぜひ次の日の朝まで保管して、食べてみてください。保管方法は、僕の場合、アルミホイルで巻いて、クーラーの中に入れています。焼きたてを食べるのとはちょっと違った味わいがあって、僕はその方がおいしく感じました。
ただ、朝食なので、肉だけというのは味気ないと思いませんか?
その場合は、ホットサンドの中に入れてみてください。これはこれでおいしいです。僕は、ホットサンドの中にローストビーフとチーズを入れて食べましたが、これはこれで非常においしかったです。
ほかにもサラダに入れたり、ソースを工夫してみたり、いろいろ楽しめると思います。
バーベキューは、脂の多い肉を使う方もいらっしゃいますが、だんだんと口の中がしんどくなってきませんか。
ローストビーフは脂の少ない部分を使うので、比較的さっぱり食べることができてその意味でもよいと思います。
これまで敬遠していた人も、是非ローストビーフを楽しんでみてはいかがでしょうか。