キャンプで本当におすすめできるクーラーボックスの選び方

キャンプでおすすめされるクーラーボックスはいろいろありますが、統一性がないと思いませんか?

私はクーラーボックスではいろいろ痛い目にあってきましたので、その経過をご紹介したいと思います。

私が失敗したクーラーボックス選び

私が購入したことがあるクーラーボックスはこちらになります。

他にもいろいろ廃盤になったクーラーボックスもたくさん買ってきましたし、ソフトタイプのクーラーボックスも購入してきました。

その中で何が間違いだったのかを紹介したいと思います。

クーラーボックスに何を求めているかが明確ではなかった

クーラーボックスの断熱性能にはいろいろ段階があります。

単にプラスチックの隙間に発泡スチロールが入っているだけのもの、ウレタンが入っているもの、真空パネルが入っているものであり、真空パネルの場合、それが3面に入っているのか6面に入っているのかによって性能が変わってきます。

また、クーラーボックスにはサイズがいろいろあります。

今の時代ですので、私の感覚的には金額と釣り合いが取れていないクーラーボックスはあまりないと思います。

ただ、失敗したと思うのは、自分が求めているレベルと違うクーラーボックスを買ってしまったからということになります。

ではどのような基準でクーラーボックスを選べばよいのでしょうか。

釣りもするし、一生使うつもりであればウレタンの17リットルくらい

もちろん6面真空パネルが一番良いのですが、ちょっと高いので、ウレタンくらいがちょうどいいかなと思います。

釣りだけで使うのであれば、もう一回り小さい(12リットルくらい)ほうが良いかと思うのですが、キャンプでも使うのであれば、17リットルくらいがちょうどいいと思うと思います。

私は、フィクセルBASISというシマノのクーラーボックスを使っていますが、特に不満はありません。

17リットルだと2リットルのペットボトルが丁度入る大きさなのですが、2リットルのペットボトルを凍らせて入れるのであれば、他に何も入らなくなるので、プラティパスに水を入れて凍らせて入れるのをおすすめします。

マックスまで入れると中のスペースが少なくなりますので、水の量は適当に調整しましょう。

 

17リットルという容量はおそらくあまりキャンプに慣れていないと少なく感じると思います。

2リットルのペットボトルを入れるとほぼ足りなくなると思いますし、そうでなくても、キャンプに慣れていないと多めに材料を買いがちです。

しかし、2〜3人程度であれば、17リットルで入りきるくらいに調整したほうが良いでしょう。さらに、野菜など必ずしも、クーラーボックスに入れなくて良いものを入れないようにすれば、もう少し人数が多くてもぎりぎり入ると思います。

クーラーボックスは余分な空間がないほうがいいので、ギリギリを狙うべきですので、いろいろな可能性を考えても、多分17リットルがベストだと思います。

ウレタンは高いなと思うのであれば発泡スチロール製

フィクセルBASISは特価のときでなければ、1万円を超えるような金額です。

他方で、発泡スチロールが入ったプラスチック製のものであれば3000円程度で大きめのものを買うことができます。

どのくらい性能が違うか?

性能は正直全く違います。

例えば、発泡スチロール製のものは、氷を中に入れておくとクーラーボックスの外側が結露します。つまり、ほぼ断熱性能がないことがわかります。

ただ、例えば2リットルのペットボトルを凍らしておくと、一番安いクーラーボックスでも1泊の真夏のキャンプであれば、なんとか氷が持つかなあというくらいです。

他方で、ウレタン製の場合は同じ条件で1リットルくらいの氷でもなんとか持つという感じです。

この違いをどう考えるかということですが、長く使うのであれば絶対に気になるくらい違います。結局、必要な氷が多くなるということは、その分大きなクーラーボックスを使わなければならず、重くなるからです。

キャンプをどれくらい長く続けられる趣味と考えるかにもよりますので、とりあえずということであれば発泡スチロールのものを使えば良いと思いますが、やはり、いろいろ考えるのであれば、ウレタン製のものを使ったほうが良いでしょう。

ビールを冷やしておきたい場合

なお、ビールなどの飲み物を大量に冷やしておきたい場合ですが、これは2つ考え方があると思います。

一つは、結局初日の夜までの話なので、別の小さなソフトクーラーボックスと保冷剤でなんとかする方法

もう一つは、大きいクーラーボックスを使う方法

ですが、私は飲み物用の小さいソフトクーラーボックスを使ったほうが良いのではないかと思います。

といいますのも大きいクーラーボックスは家においておくだけでも邪魔ですし、クーラーボックスの中が広いだけでも効率は悪くなります。

どうせ飲み物は初日の夜までの話ですので、それであれば、ソフトクーラーボックスでなんとかした方がいいのではないかと思うわけです。

ちなみに私は、ビールは2人で4本程度にしてそれ以降はウィスキーを飲むことにし、17リットルのクーラーボックスでなんとかしています。野菜などをクーラーボックスの中に入れなければ意外となんとかなるものです。

クーラーボックス選びは意外と難しいですが、キャンプのスタイルにもよりますので、よく考えて私のようにたくさんクーラーボックスを買わなくて良いようにしていただければと思います。