キャンプにおける本気の花粉対策

やっとキャンプできるくらいの気温になってきましたね。

しかし、ここから花粉の時期に入ります。花粉の時期にキャンプをしないということになれば1ヶ月から2ヶ月キャンプが遅れてしまいます。

そのため、花粉対策は非常に重要となります。

私は花粉時期は、仕事を休もうかと思うほど花粉症がきついので、その経験をもとに花粉症対策を紹介したいと思います。

キャンプにおける花粉対策

最も重要な花粉対策は、 花粉に接しないことです。

そして、次に重要なのは、症状を抑えることです。

症状を抑える花粉症対策は程度の違いがありますが、私は副作用とかは嫌ですので、軽い感じのものを紹介しようと思います。

花粉に接しない

花粉症対策で最も重要なのは、花粉に接しないことです。

そこでキャンプにおける花粉に接しないという方法をご説明します。

マスクと花粉症用メガネ

キャンプに限ったことではありませんが、マスクと花粉症用メガネは、基本的な花粉症対策になります。

まずマスクについてですが、私が色々使ってみた結果、 普通のマスクと鼻の中に入れるマスク(ノーズマスクピット)を併用するのが一番強いと思います。

普通のマスクというのはまさにドラッグストアで売っているような普通のマスクです。

花粉症でまず辛いのは鼻ですが、普通のマスクだけでは完全に防ぐことはできません。ノーズマスクピットは少し高いですが、普段使いするというわけではなく、キャンプに使うということで言うと、使い勝手は良いと言えます。とりわけキャンプでは食事が楽しみだったりするので、マスクをつけ続けること自体が難しいです。しかし、鼻の中に入れるマスクはマスクをつけながら食事を楽しむことができます。使用感についてはもちろん何もしてない時と同じというわけではないですが、食事を楽しむことができて鼻水が出ないという意味では 私としては満足しています。

次に花粉症用メガネですが、そもそも本当に必要かと思う方もおられると思います。私の場合花粉症の時期になると、目が痒くて仕事にならないという日が多いです。人によって差もあると思いますが、 私のような場合は花粉症用メガネは必須となります。

花粉症用メガネは比較的安く売っています。

しかし、私の場合度付きレンズが欲しいので、JINS で買ってます。

花粉症用メガネを使ったことがない方は 鬱陶しいのではないかとか視野が狭くなるのではないかと思われると思います。

私が実際に使用したところ、視野が狭くなることがないというといいすぎですが、普通の生活やあまり激しくないスポーツをする程度であれば、視野については特に問題ないと思います。

ただ、鬱陶しいのではないかという点については、気温が低い間は何とも思わないのですが、気温が高くなると眼鏡に覆われてる部分の温度が高くなるようで、その部分だけ汗をかいてしまうように感じだんだんと鬱陶しくなります。 私の感覚では 概ね花粉症が治る時期に、鬱陶しくなり始める程度ですので、そういう意味ではあまり鬱陶しくありません。

いずれにしても私にとって、 花粉症対策としてはキャンプを抜きにしてもマスクと花粉症用メガネは欠かせません。

スクリーンタープ

ここからがキャンプ特有の問題ですね。

キャンプで花粉症が辛い主な原因のひとつは、言うまでもなく屋外であるということです。 屋外であると風に乗ってくる花粉に多く接してしまいます。

スクリーンタープがあると風を遮断することができますので、かなりの花粉をシャットアウトすることができます。

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私は 面倒くさくてスクリーンタープが好きじゃないので、使わないことが多いですが、スクリーンタープはラグジュアリーな感じでもありますし、花粉がある時期は比較的寒いのでその意味でもスクリーンタープが好きな人は良い選択だと思います。

スクリーンタープは嫌だけど、何とか風を防ぎたいソロキャンパーはAqua QuestのタープかDDタープが正にお勧めです。

これらのタープはいろいろな張り方で使うことができますが、とりわけシェルターのように全方位閉じる張り方をすることができるという点でバッチリ花粉症対策に使うことができます。

これも嫌だけど、花粉を何らかの法歩で防ぎたいということであれば、もう一つの選択肢は、ワンポールテントの中で、半分が寝室半分がリビングになっているタイプのテント

また、ワンポールテントでは無いもので比較的大きな前室が確保されているタイプのテント

があります。

これらを選ぶ時ですが、私の考えでは、ポールが増えるほど、重量が重くなるほど、使うのがおっくうになります。

もちろん使い始めるとしっかりしたものの方が使用感はよいのですが、それでも私は、軽い方が良いかなと思います。

そういう意味では、以上で上げた中でお勧めなのは、Aqua QuestのタープかDDタープです。

そしてさらに言うと、Aqua Questの方が安いので、Aqua Questのタープで、サイズとしては、ファミリーキャンプや夫婦キャンプに重きを置くなら4×3、ソロキャンプに重きを置くなら3×3がベストだと思っています。

花粉が少ないキャンプ場を選ぶ

花粉が少ないキャンプ場を選ぶと聞くと、北海道や沖縄に行けというのかと思うかもしれません。

もちろん北海道や沖縄に行くのであれば、花粉の心配をすることはないでしょう。

しかし、そのように考えている方がこのサイトを見ていないということを私はわかっているつもりです。

私の経験上花粉が少ない場所というのは、現に存在しています。

選び方のポイントとしては、キャンプ場の西や南に杉の生えている山がないことです。

キャンプサイトには、海沿い、川沿い、湖沿い、山の中など色々なタイプがあります。

この中で少なくとも川沿いや山の中にあるキャンプサイトは高確率で真横に杉の木がありますので、やめておいた方が無難です。

他方で、海沿いや湖沿いのキャンプサイトの場合、西は南側に杉の木が全くない場合があります。関東でいますと 房総半島の西よりだと、部屋の中よりも花粉の量は少ない場合もあるかもしれません。

このようにちょっと足を伸ばすだけで、住んでいる地域によっては花粉症を抑えることができます。

また最近私が目をつけているのは長野県です。

長野県の山は 比較的杉の木が少ないと感じます。そうは言っても、西側に岐阜県があるので、花粉は飛んでくるんじゃないかと思われるかもしれません。しかし、私の経験上 花粉は遠くまで飛ぶといいますが、山を越えたり、平野部が長く続くとかなりの量の花粉が地面に落ちるなどして少なくなるようです。 長野県の場合、比較的杉の木が少なくその面積も広いので 意外と花粉の量は少ないのではないかと思っています。ただ行ってみて花粉の量が多いと怖いので、まだこの時期に行ったことはありません(汗)

花粉症の症状を抑える

花粉症の症状を抑える方法は薬を飲む方法、鼻の粘膜を焼く方法、注射を打つ方法などがあります。

最近ではアレルギー症状をそのものを抑えるための舌下療法などがあるようですが、即効性がないので今回はご紹介の対象から外しておきます。

薬を飲む方法

薬を飲むという花粉症対策は あくまでも 花粉症による症状を抑えるだけです。

そのため根本的な解決にはなりませんし、お金もかかりますので、中心的な花粉症対策にはしない方が良いでしょう。

ただキャンプの期間だと、花粉に接しない対策をしても、どうしても花粉には接してしまいますので、補助的に薬を飲むのは必須だと思います。

花粉の薬には合う合わないという問題が非常に顕著です。薬の分類もありますが その分類に応じて処方してもらっても聞かなかったり副作用が出る(のどが渇くなど軽度の物ですが。)ことが多々あります。

そのため合わないと思ったらすぐ別の薬を買うことを念頭に置きつついろいろ買ってみるしかないのかなと思います。一度会う薬を見つけてしまうと、それを続けて使うことができますのでたくさん買ってみることが良いでしょう。

ちなみに私は、元々アネトンを10年くらい使っていました。

賛否あるところかもしれませんが、私にとってはこれが一番効くとともに、副作用も少ない目であったのです。

しかし、だんだんと効かないようになり、ここ1~2年はアレグラFXを使うようになりました。

私の場合、アレグラFXはのどが渇くという副作用もありませんし、鼻水も一発で治りましたので、これ以上ないと今は感じております。

ただ、これもいつ聞かなくなるかわかりませんので、あまり薬には頼らないようにしようと思い、本当に調子の悪い時しか飲んでおりません。

鼻の粘膜を焼く方法

比較的副作用の少ない方法として鼻の粘膜を焼く方法が紹介されています。

これは鼻水を出すことができなくするということなので、鼻水が出ることによるしんどさはなくなります。

副作用として紹介されるのは、粘膜を焼くことによるヒリヒリ感など比較的副作用としては穏やかなものが多いようです。

ただ私としては軽くても副作用は嫌ですのでやったことはありません。

近年、ノーズピットマスクも発売されていますので 私としてはあまり鼻の粘膜を焼く必要は感じられません。

注射を打つ方法

最後に注射を打つ方法です。

花粉症の注射には大きく分けて二つの種類があります。

一つは副作用が弱くてあまり効かないタイプのもの、もう一つは副作用が強い可能性があって非常によく効くものとなります。

以上の説明を聞くだけでもわかると思いますが、私は花粉症の注射を打ったことがありません。

私にとっては注射を打つというのは、かなりハードルの高いことですが、あまり効かないというのでは意味がありませんし、副作用が強いと言うのでは怖くて打てません。

結局どうしてるの

以上のように花粉症対策には色々なものがありますので、問題はどのように組み合わせるかということです。

私はかなり花粉症がひどい部類の人だと思いますが、マスクと鼻マスク、花粉症用メガネを装着した上で花粉の少ないキャンプサイトを選び、花粉症の薬を持参すれば十分キャンプを楽しむことができます。

もし近くに花粉の少ないキャンプサイトがないという形であれば、その代わりにスクリーンタープを利用すれば良いでしょう。

私も含めてそうですが花粉症の時期にキャンプをするというのは心理的にかなりハードルが高いと思われるかもしれませんが、この程度の対策で意外と大丈夫なのでぜひ試してみてください。