キャンプの燃料は何に統一すべきか(ホワイトガソリン、ガス、灯油、アルコール、電気)

キャンプの燃料はそれぞれ特徴がありますが、統一した方が荷物が減るので統一すべきといいますよね。

しかし、何に統一するのが良いのでしょうか。

それぞれの燃料の特徴と組み合わせ方について検討してみたいと思います。

燃料を使う物は何か?

キャンプで燃料を使う物というと

・ランタン

FEUERHAND(フュアーハンド) フュアーハンドランタン 276 ジンク 【正規輸入品】

・バーナー

コールマン スポーツスターII(プラスチックケース付) 0508A700J

です。

このほかにも暖房器具のストーブということもありますが、比較的例外的ですので、ここではランタンとストーブを中心に考えます。

ランタン

ランタンには構成がいろいろありますが、基本的な構成はこの二つでしょう。

・ランタン一つのみ

・暗いランタン一つと明るいランタン一つ

ランタン一つという構成は、原則的な構成となります。

他方で、玄人はよく暗いランタンと明るいランタンを使うといいます。

これは、明るいランタンは虫を寄せ付けるので、遠目に設置し、暗いランタンは食卓に設置するというイメージとなります。

ただ、現実的には、テント内では電池系のランタンを使わないといけないので、それ以外に小型のランタンまたはヘッドライトを持っている方がほとんどでしょう。

バーナー

バーナーの構成はあまり種類がありません。

ほとんどの場合

・シングルバーナー一つ

ソト(SOTO) G'Z シングルバーナー ST-301

・ツーバーナー

コールマン パワーハウスツーバーナー 413H499J

のどちらか(ロードトリップグリルは一応ツーバーナーの一つと考えることにしましょう。)といえるでしょう。

各燃料の特徴

ホワイトガソリン

ホワイトガソリンは、ランタンにもバーナーにも使われている燃料です。

ランタンに使われるとかなり明るく、バーナーについても火力はかなり強くなります。

燃費はあまりよくないといわれますが、キャンプ用品として使う限りはそこまで気になるほどでもないでしょう。

ホワイトガソリンの代わりにレギュラーガソリンを使えるものもありますが、現状は少数といえます。

レギュラーガソリンを使えることになると、確かに燃費は格段に良くなるのですが、使えるものがかなり限定されてしまうので、ホワイトガソリンでよいのではないかと思います。

ホワイトガソリンを使う場合、ポンピングが必要となります。

ポンピングはなかなか面倒な作業ではありますが、慣れてしまえば、意外と回数が少なくても使えることに気づきますので、負担感はなくなるでしょう。

ガス

ガスは、ランタンにもバーナーにも使われている燃料です。

ランタンに使われるとかなり明るく、バーナーについても火力はかなり強くなる点はホワイトガソリンと同様です。

ガスのメリットは、ポンピング不要でセットすれば、すぐ使えることです。

他方で、ガスのデメリットは、ガスカートリッジが邪魔なところです。

ガスカートリッジは、残量がよくわからないので、念のため買っておくことを繰り返すと意外と、邪魔になってきます。

また、燃費については、おそらくホワイトガソリンと同程度ではないかと思います。

灯油

灯油はランタンにもバーナーにも使われている燃料です。

ポンピングするタイプでは、ランタンに使われるとホワイトガソリンほどでないにせよかなり明るく、バーナーでも火力は強いといえます。

ただ、ポンピングするタイプで灯油を使うためにはプレヒートという器具を温める作業が事前に必要となり、そのため、灯油の他にアルコールを持っていく必要があります。

また、ポンピングしないタイプとしては、ハリケーンランタンがあります。

これはポンピングしない代わりにかなり暗いという特徴があります。

灯油を使う場合、灯油自体がかなり安いので、燃費はかなり良くなります。

その代わり、ポンピングをする場合には、プレヒートが必要であったり、ポンピングしない場合にはかなり暗かったりというデメリットがあります。

また、灯油でポンピングするタイプの場合、比較的ランタンやバーナー自体が高価であるように感じます。

もちろん燃費はいいのですが、そもそもあまり燃料を大量に使うわけではないので、元が取れるかといわれると微妙なところなのかな?と思います。

アルコール

アルコールはバーナーや灯油を燃料とするランタンやバーナーのプレヒートに使われます。

アルコールのバーナーは、静かに燃えるという特徴があり、火力は強くはありませんが、一人で煮炊きするには十分な火力があります。

ただし、アルコールバーナーの構造はかなり単純であり、火力調節は不可能でないにせよ苦手といえるでしょう。

電池

電池はランタンに使われます。

電池のランタンは明るさも様々ありコンパクトになるため、使い勝手もよいといえます。

光が直線的であるというデメリットもありますが、テント内で安心して使えますので、一つは持っておいて損はないでしょう。

基本的な考え方

以上のように、キャンプでは基本的に上記のような構成の中でどのようなスタイルを選ぶかを決定することになります。

やはり基本はホワイトガソリンに軍配が上がるか?

いろいろ考え方はあると思うのですが、僕の考えでは、明るいランタンについてガスを使うということはあり得ないと思っています。

といいますのも、ガスは値段が高いイメージがありますし、メーカーによって規格が異なりますのでメーカーを統一する必要があります。

また、荷物の関係でも、ランタンもバーナーもガスだとしても、ガスカートリッジは別々に持っていくことになりますので、あまり荷物の節約にはなりません。

もちろんランタンを使うときにはバーナーは使わないということであれば、荷物を節約することはできるのですが、現実にはあまりそうは割り切れないでしょう。

そうすると、結局、明るいランタンを購入するとなると事実上ホワイトガソリンを選ぶことになると思います。

そうすると、バーナーもホワイトガソリンで統一しておく方が無難ということになり、全体的にホワイトガソリンを使うという方向に流れます。

実際、ホワイトガソリンとガスはどちらが燃費が良いのかという話もありますが、ガスは手軽ではあるものの、あまり面白みはないので、長く使うことを考えても、ホワイトガソリンを選んでおけば間違いないと思います。

意外と灯油はオススメ

他方で、ホワイトガソリンを使わないという選択をするのであれば、ガスというよりは灯油ではないかと思います。

灯油は玄人向けなイメージがありますが、なんといってもメリットは安いところと楽しいところです。

実際は灯油用のバーナーなどが高いので、あまりお得ではないような気がするのですが、とはいっても、安いとたくさん行こうという気持ちになるというところがメリットです。

灯油を中心に考える場合、暗いランタンとして、ハリケーンランタンを選ぶことも可能です。

構成としては、ハリケーンランタン、ポンピングするタイプのケロシン(灯油)ランタン、ケロシン(灯油)バーナーという感じです。

この場合、持参しなければならない燃料は、灯油とプレヒートのためのアルコールとなります。

僕は、ただ、ハリケーンランタンを使いたいだけであれば、ホワイトガソリンのランタンとバーナーの他にハリケーンランタンを持っていっても意外とコンパクトにまとまりますので、オススメです。

ガスは?

ガスは一瞬で着火でき、非常に便利です。

しかし、僕はどれくらい残っているかよくわからないというのがどうしてもいやな気がして、ガスからは離れ気味です。

とはいえ、欧米では、チャコールグリルよりもガスグリルの方が人気があるというくらいですから、やはりガスの利便性は何物にも代えがたいともいえるのでしょう。

最終的には好みの問題に帰着してしまう問題ですが、僕の今の段階の結論は、ホワイトガス単体、灯油単体(アルコール)、ホワイトガソリンと灯油の組合せのいずれかであると考えています。

キャンプの燃料は何に統一すべきか(ホワイトガソリン、ガス、灯油、アルコール、電気)” に対して1件のコメントがあります。

この投稿はコメントできません。