キャンプの虫対策

キャンプに行こうと思うと、虫が嫌いだからと言って奥様に断られることが多いのではないでしょうか?

心配ありません。虫対策は非常に容易に可能です!

ただ、どの程度の虫対策ができるのかということが関心事でしょう。

そこで、まず、キャンプの虫対策として目標にすべきレベルを考えましょう。

キャンプの虫対策の目標

キャンプで虫を目にするタイミングとしては、昼と夜があります。

昼に目にする虫は、例えば、バッタやコオロギのような地面にいるタイプの虫、セミなどの木にいる虫、チョウやトンボのように空にいる虫がいますが、これらの虫は特に対策する必要は感じないでしょう。昼に目にする虫で気になるのは、ハチ、アブ、蚊ですよね!

したがって、昼の対策としては、このハチ、アブ、蚊に対する対策ということになります。

次に夜の虫としては、クワガタやカブトムシはいますが、これ自体を対策したいということはないでしょう。やはり問題は、蚊、蛾といったものでは無いでしょうか。

そこで、これらの虫に対する対策とその効果をご紹介します。

キャンプの虫対策とその効果

キャンプの虫対策には大きく分けて二つあります。

  • 虫がいないキャンプ場に行く
  • 虫が寄ってこないようにする

虫がいないキャンプ場

虫がいないキャンプ場なんかあるのかと思われるかもしれません。

もちろん虫自体はいるのですが、キャンプをするうえで寄ってきてほしくない虫がいるかどうかということです。

虫が寄ってこないようにするという対策はあとでご紹介しますが、基本は虫がいないキャンプ場に行くということであると思っておいたほうがよいでしょう。

私も色々な対策を試しましたが、皆様が一番いやだと思うであろう蚊については、何をやってもかまれるときはかまれます。蚊以外の虫についてはある程度対策できますが、蚊については蚊がいないところに行くことが最良の対策でしょう。

虫がいないキャンプ場を探すには、まず口コミを見ることになります。

ただ、それほどたくさんの情報はないことが多いです。

そこで、基本的な視点をご紹介します。

キャンプ場は、海沿い、山の中、川沿い、湖沿い等様々なロケーションがあります。また、キャンプをする時期も色々あります。

虫を絶対に避けたいということであれば、冬にキャンプに行くことです。これは「ゆるきゃん△」でもやってますよね。

ただ、冬にキャンプに行くのはそれ自体ハードルが高いといえます。

そこで、冬以外で考えると、

  • 「春と秋にキャンプに行く」
  • 「夏に行くときは高原のキャンプ場を狙う」

というのが私が今考えている最良の方法です。

蚊対策の場合、よほど運が悪くない限り、ほぼこれで解決できます。

 

虫全体で考えると、春は概ね問題がないと思います。

他方で、秋はスズメバチが怖い時期ですので一応の注意は必要です。とはいえ、虫の絶対数は夏に比べるとだいぶ少なくなりますので、比較的安心です。そのほか、クマやヘビなどにも注意は必要ですが、日本のキャンプ場に行くのであれば、場所選びというよりは出会わないような対策をすべきでしょう。

 

夏は蚊本番の時期です。何としても蚊を避けなければなりません。

夏のキャンプの場合、どうしても海沿いのキャンプ場に行きたくなるでしょう。

しかし、夏に海沿いに行くと、蚊が多いだけでなく、場所によってはヌカカという蚊を凶悪にしたやつがいます。

他方で、標高1000mくらいのキャンプ場に行くと、虫は少ないし、別世界のように涼しいし、良いことだらけです。

春や秋と同じくらい虫が少ないところも少なくありませんので、夏に行くなら少なくとも標高1000mくらいのところを狙いましょう。

虫が寄ってこないようにする

昼の虫対策

キャンプ場にいて昼によって来る虫は蚊が中心となります。

蚊の対策としては、まずは蚊取り線香です。

私は、蚊対策の中心を場所選びで行っているので、蚊取り線香があれば十分です。

しかし、万全を期すのであれば、森林香を買うべきでしょう。

森林香は強力なので、蚊取り線香とは異なるケースが必要ですので、このようなセットで購入することをお勧めします。

 

次の対策としては、虫よけスプレーです。

虫よけスプレーの選び方は非常に難しいと思いますが、ポイントはディート入りを選ぶかどうかと思います。

しかし、マダニやヌカカを対策しようというのであれば、極力ディート入りの物を選ぶことになります。

とはいえ、ディートは近年危険性も指摘されていて怖いというのであれば、ハッカ油を使って虫よけスプレーを自作するとよいでしょう。

 

蚊対策としては、古典的な方法ですが、長袖長ズボンを着て、靴を履くというのも重要です。

キャンプというとジーンズというイメージをお持ちの方も多いと思うのですが、近年は吸湿速乾素材が安価で出ております。

重量や着心地、さらに長期滞在する場合の洗濯などを考えると、ジーンズや綿のTシャツではなく、吸湿速乾素材の長袖長ズボンを着た方が100倍いいと思います。

上は速乾のTシャツにユニクロのエアリズムパーカーを切るのがベストだと思っていますが、エアリズムパーカーは女性用しかありません。

したがいまして、速乾のTシャツについては、

こういったものもありますが、エアリズムでもいいかと思います。

それ以外の長袖の選択肢であれば、

こういうものを着ている人が多いです。私はこれっぽいものをワークマンで買って使っていました。

悪くないと思いますが、長く来ているとしんどいので、ゆったりしたものが私的には好みです。

スポーツデポなどにいけばいろいろありますが、今はこれといってお勧めできるものもありませんので、また探そうと思います。

 

その他、ハチやアブの対策としては、「逃げること」に尽きると思います。

ハチやアブは幸い見えやすい容姿をしております。

ハチは基本的にはじっとしていれば、襲ってこないので、あまり怖くないのですが、アブはじっとしていると狙ってきます。

どちらにしても、本気で逃げるとあまり本気では追ってこないので、やばいと思ったら本気で逃げるに限ると思っています。

 

虫に刺されてしまった場合、蚊については結局ムヒを塗っておけば結構すぐ解決します(私はウナコーワではなくムヒ派です。)。

【指定第2類医薬品】液体ムヒS2a 50mL

ヌカカなどムヒでは効かない場合、ムヒアルファEXなら効く場合が多いです。

なんでこんなに高いの?と正直思いましたが、確かにこれは効きますので、かゆみを何とかしたい場合はこちらを使いましょう。

 

そして、すべての虫対策としては、スクリーンタープがあります。

コールマン タープ スクリーンキャノピージョイントタープ3 2000027986

スクリーンタープは完全に無視をシャットアウトできますので、どうしてもという方の場合は持っていてもよいでしょう。

夜の虫対策

夜の虫対策は、蚊と蛾に分かれます。

蚊については昼と同じです。

夜の虫で、特に気にしないといけないのは蛾でしょう。

蛾は、光に寄ってきますので、食卓に集まってくる場合があります。

蛾対策としては、光源を2つにすることが一般的です。

まず、明るい方の光源を遠くに配置します。明るい光源とは、ホワイトガソリンランタンやガスランタンのことです。

タープを張っている場合、タープポールにランタンを吊るすのがよいでしょう。

次に暗い方の光源をテーブル上におきます。暗い方の光源としては、ハリケーンランタンやろうそくなどがあります。

これでほとんどのケースは虫がテーブルによってくることはありません。

これでも虫がよってくる場合、暗い方の光源をテーブルではなく、少し遠い目に置いておきます。

まとめ

キャンプの虫対策には色々ありますが、重要なのはほぼ場所選びや季節選びといっていいと思います。

スクリーンタープで無理矢理何とかすることはできますが、虫除けスプレーなどの対策は場所によっては焼け石に水になってしまいますので、虫が嫌いな場合はいない場所にいきましょう。