シングルウォールテントとダブルウォールテントの違いとは?

テントを選ぼうとすると、必ず気になるのがシングルウォールテントかと思います。私もその違いがよくわからなかったので最初は迷っていたので、何が違うのか、どっちを選んだら良いのかということをオートキャンプ目線からご紹介したいと思います。

違いは壁の数

当たり前ですよねw

シングルウォールテントは壁が1つ、ダブルウォールテントは壁が2つというわけです。

シングルウォールテントはこういったものになります。

他方でダブルウォールテントはこういうものです。

最近評判が良いオクトスの商品を例に挙げてみましたが、ダブルウォールテントは、インナーテントの上にフライシートをかけるような構造をしております。

ポイントは結露のしやすさと重さ

結露のしやすさ

そもそもダブルウォールテントは結露を避ける目的で2つの壁を作っています。

シングルウォールテントの場合、メッシュ部分がないものだと普通に密室みたいなものなので、めちゃくちゃ結露します。

車中泊をしても朝起きると結露していると思いますが、テントのような狭いスペースだとベチャベチャになるくらい結露します。

結露してしまうと、シュラフも濡れてしまうので、通常はシュラフカバーも合わせて使う必要があります。

シュラフカバーは防水素材でシュラフが結露で濡れないようにするものです。

重さ

例えば先程挙げたオクトスのテントだと、シングルウォールテントが1077g、ダブルウォールテントが1971グラムと全く重さが違います。

よく見るとダブルウォールテントだけはペグと張り綱の重さが乗っているので、150gくらいは軽くなりますが、それにしても重さはだいぶ違います。

実用レベルでどれくらい違うのか?

上記はどこにでも書いてあることですが、本当のところどれくらい違うかということです。

結論から言うと、オートキャンプやファミリーキャンプでシングルウォールテントを選ぶというのはありえないと思っておいたほうが良いです。

たかが結露くらいと思われるかもしれませんが、悪いことは言いませんので、ありえないと思っておいたほうが良いです。

 

シングルウォールテントはその構造上、メッシュ部分を作るとしても限界があります。

そのため、基本的に風通しは悪いので、平地の夏は使えないと思っておいたほうが良いです。

 

また、オートキャンプなどでも特に着替えなどの一部の荷物はテント内に入れることが多いですが、シングルウォールテントだとテント内に入れた着替えが濡れてしまい、あとが面倒です。

 

他方で、重さについては、確かに軽いに越したことはないのですが、2kg前後のテントだとあまり重さも気になりません。

ワンタッチテント系は?

ワンタッチテントと言われているものを詳しく見てみると、シングルウォールテントであることが多いです。

例えば、DODのワンタッチテントもその一つです。

こういう登山用ではないものの場合、比較的しっかり目にメッシュ部分がありますので、典型的なシングルウォールテントよりは使い勝手がいいです。

ただ、シングルウォールテントでメッシュ部分があっても、雨のときはメッシュ部分を使うことはできません。

夏の場合、雨なら涼しいかというと、必ずしもそうではありません。

もちろん雨のときはキャンプをしないと心に決めているのであればよいのですが、自然のものなので必ずしもうまく行くものではありません。

キャンプでは予想外のことが起こるのはどうしても避けられませんので、ワンタッチテントであったとしても、シングルウォールテントを選ぶのは避けておいたほうが良いと思います。

ダブルウォールテントだとおすすめは?

私はダブルウォールテントのおすすめは、Naturehike一択だと思っていました(以下のものはWeanasと書いてありますが、Naturehikeのロゴが書いてあります。)。

Naturehikeがおすすめである理由は、①安い、②軽い、③防水性耐水性申し分ないという点にあります。

 

ただ、弱点は安そうに見えるという点です。

やっぱりコールマン、スノーピークなど他のメーカーのものと比べるとその方がかっこいいなと思ってしまいます。

そもそもNaturehikeでも十分な性能を有し、ヘビーユーザーでなければ一生使える程度の強度はあると思います。

逆に言うと、どうせ一生モノであれば、多少高くても一流メーカーのものを購入するというのも悪くない選択肢でしょう。

ただし、高いテントを購入したから寒さをしのげると行ったことはないと思っておいたほうが良いです。

テントの性能の差は、値段ではなく、ダブルウォールテントに限って言うと、①重さ、②設営の面倒さ、③前室の有無、④内部の広さ、⑤メッシュ部分の多さだけだと思います。

その中で何を重視するかということですが、⑤メッシュ部分の多さを重視すると、Naturehikeだと思いますし、メッシュ部分の多さだけを重視するのでなく、見た目も重視して普通に選ぶのであれば、有名メーカーに行ったほうが後悔は少ないでしょう。

 

ちなみにおすすめできる有名メーカーのテントでいうと、

特にアメニティドームSは本当に所有欲を満たしてくれるものだと思いますし、一生ものと考えていいと思います。

テントは本当にたんの自己満足な面はありますが、少なくともダブルウォールテントを選んでおきましょうという話でした。