タープ徹底比較(ソロ用からスクリーンタープまで)
キャンプ用品の中でこれが好きっていうのは人によって分かれると思いますが、私は、子供の頃にタープを買ったときのワクワク感が忘れられません。
晴れの日にタープの下でゆっくりするのもいいですし、雨の日にタープの下でゆっくりするのも忘れられない思い出になります。
そんなタープですが近年はいろんな種類のものが出ていてどれを選べばよいかわからないですし、キャンプ用品の中では大物ですので、失敗したくない者の筆頭です。
そこで、タープの選び方を徹底的にご紹介したいと思います。
タープの種類
一口にタープと言ってもいろいろな種類があり、それによってソロに適したものとファミリーキャンプに適したものとがあります。
- レクタータープ(スクエアタープ)
- ヘキサタープ
- スクリーンタープ
- テントとの一体型のタープ
簡単に分けると、タープには上のような種類があります。
レクタータープという種類分けが正確ではないかもしれませんが、ここで言うレクタータープというのは四角いタープと考えています。
ヘキサタープは六角形のタープです。
スクリーンタープというのは全体が覆われているタープです。
テントと一体型になっているタープというと色々ありますが、例えば、こんなものがあります。
レクタータープ(スクエアタープ)の特徴
レクタータープは四角い形をしていますので、設営の自由度が高いというのが特徴と言われます。
設営の自由度と言われてもと思われるかもしれませんが、家族用のレクタータープであれば基本の貼り方はポールを6本使うものだと思います。
ただ、これだと面倒なので、4つの角のポールを使わず、ロープを直接つないでペグダウンするというのが2つ目の貼り方です。ヘキサタープとほぼ同じ貼り方ができるというわけです。
あとは更に真ん中の2本のポールを外し、木と木の間にロープを張り、そのロープを真ん中のポール代わりにしてタープを貼るというのが3つ目の張り方と言えるでしょう。
この3つ目の張り方については、ある程度軽いタープじゃないと貼ることができないので、ファミリー用のレクタータープだと重さ的に難しいと言えるでしょう。
このようにレクタータープは今いっただけでも3つの張り方がありますが、どれも特別な方法をとっているわけではありませんので、初心者でも簡単にレクタータープを楽しむことはできます。
更に、レクタータープだと上記3つの張り方の他にもいろいろな張り方がありますので、「あぁ〜、飽きてきたな。」と思ってきても、「まだまだ楽しみ方がありますよ!」というのがレクタータープであるわけです。
レクタータープはソロ用のものもありますし、ファミリー用のものもありますが、近年はソロ用の方がメジャーと言えるでしょう。
ヘキサタープの特徴
ヘキサタープの張り方の基本はこんな感じです。
レクタータープでも同じ張り方をすることはできるからいらないじゃんという考え方もあるでしょう。
ただ、この張り方をするのであれば、ヘキサタープの方が風に強いですし、安定性も高くなります。
ヘキサタープを買ったらやってみたい張り方は、オガワ張りですよね。
この張り方をすることで、テントの出口をタープにすることができますので、雨でも快適なキャンプをすることができますし、リビングと寝室が横になることになりますので、使い勝手も良くなります。
何よりかっこいいとも言えます。
ヘキサタープを買うのであれば、ぜひオガワ張りにチャレンジしてみましょう!
ヘキサタープは、ソロ用もファミリー用もありますが、私のイメージではファミリー用の方がメジャーかなと感じています。といいますのも、ソロだと暇なので、いろんな張り方を試したくなりますが、それだとレクタータープの方が合うわけです。他方で、ファミリー用だと、ファミリー用のレクタータープは高くて思いケースが多いので、それだとちょっと軽い目のヘキサタープか便利なスクリーンタープに流れるからなのではないかと思います。
スクリーンタープの特徴
スクリーンタープの特徴は全面が覆われていることです。
レクタータープやヘキサタープは上しかありませんが、スクリーンタープは横にもありますので、虫を避けることができたり、雨を避けることができます。
そのため、スクリーンタープの居住性は非常に高いのですが、その分重さは重く、その意味で撤収はやや面倒です。
また、設営の自由度はほぼなく、横の幕をたくし上げたりする程度の自由度しかありません。
ただし、設営は説明書どおり行えば結構楽だったりしますので、他のタープより設営は楽な面もあります。
また、スクリーンタープは寒い時期にかなり有効です。
防寒具を着ていれば大丈夫と思いがちですが、実際に寒い時期にキャンプをしてみると風が以下に体温を奪い体力を奪うかということは実感できることでしょう。
テントと一体型になっているタープの特徴
テントと一体型になっているタープというのは、簡単に言うと、寝室とリビングを一緒に設営することができるタイプのものです。
居住性は非常にいいのですが、その分重くなりやすいとも言えます。
おすすめのレクタータープ(スクエアタープ)
DD Hammocks DDタープ
ソロ用で言えば、DDタープは定番中の定番でしょう。
軽さや設営の自由さから、結構楽しめます。
あのヒロシが使っているのもDDタープになりますが、ソロで考えるのであれば、ヒロシが使っている4×4よりも3×3が本命ではなかろうかと思います。
3×3で足りるのかという点については、ちょっと狭いとは感じると思いますが、ソロであれば十分だろうと思います。
コールマンスクエアタープDX
レクタータープの家族用であれば、定番と言えるでしょう。
使い勝手において特筆すべきところはありませんが、十分な広さと基本的な性能は備えていると言えるでしょう。
おすすめのヘキサタープ
山善 キャンパーズコレクションヘキサゴンタープ
ヘキサタープの選び方は難しいと思います。
ヘキサタープは構造上風に強いため、普通の六角形の形状をしている場合、ハイエンドモデルとそうでないモデルの性能差はあまり感じないのですが、比較的安いモデルはどれもデザインがパッとしないという特徴があります。
そのためか、ハイエンドモデルは近年は以前のように普通の六角形ではなく、少し形が違うモデルが主流となってきており、それによって使用感が異なるようになってきております。
スノーピーク R HDタープシールドヘキサM
ハイエンドモデルの中で無難にかっこいいと思うのが、スノーピークのR HDタープシールドヘキサMです。
実際の使用感も、オガワ張りがしやすいようにポールを建てない4つの角のうち2つは長く、2つは短く設定されており、見た目もかっこいいです。
おすすめのスクリーンタープ
コールマン タフスクリーンタープ
コールマンのタフスクリーンタープはスクリーンタープの中では、設営の簡単さ、居住性の高さ、重さもなんとか許容範囲であること、値段が適正であることなどから、最も使いやすいモデルと言えるでしょう。
スクリーンタープの中では定番と言えると考えています。
詳細は「コールマンのタフスクリーンタープって最強じゃね?」をご確認ください。
スノーピーク リビングシェル
コールマンのタフスクリーンタープよりハイエンドなモデルで言えば、スノーピークのリビングシェルが挙げられます。
ロースタイルキャンプを志向するのであれば、これ以上ぴったりなモデルはないでしょう。
おすすめのテントと一体型のタープ
コールマン 2ルームハウス
テントと一体型のタープの中で、タープ部分が十分あるモデルというと、コールマン2ルームハウスが最もリーズナブルと言えるのではないでしょうか。
リビングのスペースも十分あり、おもすぎないため、撤収も十分考えられるモデルです。
スノーピーク ランドロック
コールマンの2ルームハウスはタープ部分が十分あるモデルの中で最もリーズナブルな価格帯の商品であると思われますが、それ故にちょっとリビング部分は更にハイエンドなモデルに比べると小さい目です。
というのも、例えば、四人で使えるようなテーブルを広げた上で更にキッチンテーブルを出そうと思うと2ルームハウスでは足りないと感じることでしょう。
そのため、それ以上のリビングスペースがほしいということであれば、スノーピークのランドロックやコールマンのトンネル2ルームハウス、コールマンのウェザーマスターあたりを使用する必要があると言えるでしょう。
これらのモデルの使用感は間違いありませんが、撤収の大変さや重さはなかなかのものとなりますので、ある程度覚悟が必要でしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
タープと言っても様々なモデルがありますが、上記のような分類の他にも亜型のタープが次々に発売されております。
私は、亜型のタープは飽きられてしまうのではないかと思っているので、亜型の中で紹介するものはスノーピークのヘキサに限りましたが、いろいろ調べるのも楽しいです。
私はタープのワクワク感が大好きですので、皆様も自分にあったタープを使ってキャンプを楽しみましょう!