ツーバーナーの選び方(2019年版)
キャンプの憧れギアの一つであるツーバーナーは、良いところばかりピックアップされがちですが、選び方が難しいと思います。
そこで、2019年度におけるツーバーナーの選び方について考えてみたいと思います。
そもそもツーバーナーが必要か
ツーバーナーはほとんど家のコンロと使い勝手が変わりませんので、非常に使い勝手は良いです。
その反面、ツーバーナーは大きいので、持っていく際に邪魔という側面があります。
キャンプで料理をする場合、その火器には、ツーバーナーの他にシングルバーナー、バーベキューコンロ、焚き火などの選択肢があります。
私は、基本をバーベキューコンロにして、バーベキューを楽しんだあとには、バーベキューコンロで焚き火をしながら、湯を沸かしたりする場合はその焚き火を使うような遊び方をしており、早い目にちょっとしたものを食べがい時にはシングルバーナーを使うというような感じで運用していました。
しかし、例えば寒い時期にバーベキューをするのは寒いので鍋物が食べたくなったり、朝にバーベキューをするのは面倒なので、一つのバーナーで湯を沸かしながら、もう一つのバーナーでパンケーキを焼いたりということがしたくなってきます。
また、ダッチオーブンやスキレットを使う場合、使ったあとに熱して水分を飛ばす必要がありますが、焚き火やバーベキューコンロだと面倒でもあります。
そんな感じで、ツーバーナーがほしいなと思ってくるわけです。
燃料はOD缶かCB缶かホワイトガソリンか
ツーバーナーの燃料にはOD缶、CB缶、ホワイトガソリンがあります。
特徴としては、ガス系はつまみをひねるだけで火がつく(ライターで着火する必要はあるかもしれませんが)が、ホワイトガソリンだとコールマンのものになると思いますので、ポンピングをする必要があります。
ホワイトガソリンのツーバーナーは本当にかっこいいと思いますし、私も使っていたこともあるのですが、ポンピングはシングルバーナーやランタンと比べても回数が多いような気がするくらい、結構大変です。
使ったことがない人は「なんで?」という感じかもしれないのですが、ランタンとツーバーナーとテントあたりをコールマンで揃えると、ものすごく満足感が高くキャンプ自体も楽しいです。その場合、燃料をホワイトガソリンで揃えると燃費もそれなりに良いですし、後悔することはないと思います。
ただ、そうでないのであれば、燃費のことも考えて、CB缶で揃えたほうが利口なのではないかと考えております。
焼き網は必要か
ツーバーナーの中には焼き網がついており、木炭を使わなくてもバーベキューができるタイプのものがあります。
これは結構悩みどころかと思うのですが、私としては、薄い肉での焼き肉をしたいのであれば、木炭を燃料とするバーベキューコンロにしておいたほうが満足感が高いのではないかと思います。
といいますのも、木炭で焼いた焼き肉は味が全然違いますし、屋外の場合テフロン加工やフッ素加工がされた焼き網は意外と使いにくいのです。といいますのも、テフロン加工やフッ素加工がされた焼き網は洗剤とスポンジで洗うのであれば簡単に洗えるのですが、屋外で網を洗う場合、そういう洗い方ではなく、バーナーで油などを焼き切ったり、金たわしで擦ったりする方が炊事場に持っていく必要がありませんので簡単にきれいにすることができます。
なお、コールマンのロードトリップグリルの場合は、蓋もあって、燻製もできますので、ちょっと目的も違ってくると思いますので、私は密かにほしいと思っています。
テーブルに置くかそうでないか
ツーバーナーにはテーブルの上に置くタイプと地面に置くタイプのものがあります。
テーブルの上に置くタイプにはイワタニテーブルトップ型BBQグリルがあります。
他方で、地面に置くタイプには、ユニフレームツインバーナーなどがあります。
なお、コールマンのホワイトガソリンを燃料とするツーバーナーは、台が別で売っていますので、普通はこのツーバーナースタンドを使って調理することになると思います。
地面に置くタイプのものには、コールマンのツーバーナースタンドのように立って使える高さにするものと、ユニフレームのツインバーナーのように座って使える高さのものとがあります。
一般にテーブルは広く使いたいことや最近のロースタイルキャンプが流行っていることからすると、私は、地面に置くタイプの座って使える高さのものが汎用性が高いのではないかと思っています。
ただ、イワタニテーブルトップ型BBQグリルの場合、焼き肉に使うこともできますので、そういう使い方をする場合はテーブルの上にあったほうが便利なので、ベストなものはスタイルによるのでしょう。
風防は必要か
使う日によってはいらないんじゃないかと思われるかもしれませんが、風防は絶対にあったほうが良いです。
ただ、ぱっと見では風防がついていないように見えるバーナーでもだいたい風防はついています。
例えば、イワタニテーブルトップ型BBQグリルは風防がついていないように見えますが、日がつくところは少し奥まっていますので、一応風防らしき機能は有しております。
そのため、どの程度しっかりした風防が必要かということですが、クーラーボックスを置くなど、風を避けるために何らかの工夫をすることは可能ですので、絶対費が消えるのは嫌という強いこだわりがないのであれば、見た目重視でいいかなと思っています。
おすすめなツーバーナー
ツーバーナーにはいろいろありますが、私の条件としては、CB缶のものでかつ安全そうなものです。
私は、ツーバーナーを使うのであればダッチオーブンやスキレットを使うのでその熱が直接CB感に掛かりそうなイワタニテーブルトップ型BBQグリルは安全なのだと思うのですが、ちょっと怖いので、外しておきます。
SOTOレギュレーター2バーナーGRID ST-526
これはかっこいいです。さらに、形状が単純なので、きれいにするのも簡単です。
ぱっと見では風防はついていないのですが、低いながらもちゃんと付属しております。
特筆すべき点は、CB缶を水平に設置しますので、高さが低いところではないかと思います。
といいますのも、私は今後キャンピングカーを買いたいなとも思っているのですが、キャンピングカーの中で使うことを考えると、全体として高さが低くないと使えないでしょう。
ユニフレームツインバーナーUS-1900
まさに見た目がツーバーナーと行った感じですが、燃料はCB缶です。
SOTOレギュレーター2バーナーで言ったこととは逆になるのですが、ユニフレームツインバーナーUS-1900は高さがあるので、地面において使う場合はちょうどよい高さになります。
もちろんキャンピングカー内で使うには高すぎるような気はするのですが、キャンピングカーを買わないのであれば、ユニフレームツインバーナーのほうが良いのではないかと思っています。
SOTOハイパワー2バーナーST-525
これはユニフレームとほぼ変わりません。
性能差は比べればあるのでしょうが、体感できるほどはないでしょう。
この形状が良いのであれば、ユニフレームツインバーナーのように銀色のものが良いか、SOTOのようにバーナー屋さんの無骨なものが良いかというレベルではないかと思います。
自分の好きなツーバーナーで自分スタイルのキャンプを楽しもう
ツーバーナーを使うと、ダッチオーブンやスキレットの運用が格段とスムーズになります。
料理の幅も格段に広がりますので、ツーバーナーを買ったあとは自分のスタイルのキャンプを作って楽しみましょう!