ドッペルギャンガーライダーズエアマットの長期使用レポート

私はドッペルギャンガーのライダーズエアマットのレビューを書いたことがありますが、その続きです。

私はライダーズエアマットを非常に気に入っていたのですが、少し不満も出てきましたので、正直に紹介しようと思います。

耐久性

私は、ライダーズエアマットを2年くらい使っていましたが、その程度では特に不満もありませんでした。

しかし、現在3年目になるのですが、だんだん膨らみが弱くなってきました。

 

そもそもインフレータブルマットは、バルブを開いてマット自体を広げると、勝手に空気が入り、空気が入り切ったかなと思ったらバルブを閉じるというだけの簡単仕様です。

何で勝手に空気が入るかというと、マットの中にスポンジ的なものが入っていて広げると、広がろうとしますので、空気が入るという仕組みです。

 

結局、勝手に空気が入る理由は、スポンジが広がるからなのですが、通常このタイプのマットはしぼんだ状態で保管しているかと思います。そのため、だんだんと膨らみが弱くなってきます。

ライダーズエアマットが3年目にしてふくらみが弱くなったと感じるのですが、どの程度かと申しますと、購入当初は、バルブを開いたら「シュー」と空気が入る音が聞こえるのですが、今はバルブを開いても何の音もしません。もしかすると空気が入っているのかもしれませんが、あまり体感できない感じです。

 

ライダーズエアマットの場合、バルブ部分を開いて口で空気を入れることができます。マットの場合浮輪と違って入れる空気の量はあまり大したことがないので、実用的にはこれで問題ないと思います。しかし、口で空気を入れるとどうしても湿気を含んでしまいますので、あまりマット自体に良くないのではないかと思います。

重さ

私は車でキャンプをしていたので、あまり重さのことは気にしていなかったのですが、軽いテントを使うようになったことと自転車キャンプをしようとしていることからだんだんと重さが気になるようになりました。

今、私が使っているテントは1.7キログラムなのですが、ライダーズエアマットは1.4キログラムです。

大したことがない重さといえばそうなのですが、私がもう一つ使っているサーマレストZライトソルが410グラムと3分の1以下の重さであることも考えると、気になる重さです。

それでもリアキャリアを利用されている方であればよいのでしょうが、カーボンロードに乗っていてリアキャリアをつけることができない方の場合、事実上、ライダーズエアマットを利用することは不可能であると考えた方が良いでしょう。私も色々試行錯誤したのですが、マットについてはリュックの下につけるほかないかという結論に落ち着いておりますが、それだとライダーズエアマットは重すぎるということです。

その名の通り、利用目的としては自転車キャンプや山登りキャンプではないので、やむを得ないことなんですけどね。

現段階の結論

寝心地はサーマレストなどのウレタンマットと比べるとだいぶいいです。冬は分厚い目のシュラフを利用するのでマットによって気になるほど寝心地が変わるわけではないのですが、薄いシュラフを使う夏に利用するとやっぱりライダーズエアマットがいいなと思うくらい寝心地はよいと思います。

さらに、ライダーズエアマットは銀マットを除くと比較的安い部類に入ります。

耐久性については永遠ではないにせよ、他のインフレータブルマットもおそらくそれくらいで使えなくなることや、収納スペースは銀マットよりかなり小さいことなどを考えると、十分選択肢には入ってくるところでしょう。

 

キャンプマット選びは非常に難しいですが、どのマットも値段相応の性能を持っているように感じます。

自分の使用目的に合わせて、どれが良いか選ぶことになるでしょう。