ファミキャンとソロキャンの違い

キャンプの情報を調べていると、ソロキャンパーの情報がよく出てきますよね。

ソロキャンパーは、荷物を最小限に抑えていて、まさにアウトドアという感じでかっこいいですね。

ただ、ファミリーキャンプをしようと思うとそのまま取り入れることが難しいことも多いです。

僕は、ファミキャンもソロキャンもするので、ファミキャンとソロキャンの違いを考えて見たいと思います。

荷物の問題

ファミキャンとソロキャンで最も異なるのは荷物の量でしょう。

ソロキャンの場合、荷物は皆様少ないです。

これは人が多い方が、荷物を運ぶ人員もいるということもあるのですが、ファミキャンの場合、みんなでワイワイ楽しむための道具が必要になります。

例えば、ファミキャンの場合、バーベキューは豪勢にしますが、ソロキャンの場合は食事にこだわるといっても、ファミキャンほどではありません。

逆に、ソロキャンの場合、キャンプの目的が宿泊代を浮かせることなどキャンプそのものを楽しむことの他にある場合も多く、車中泊の延長のようなイメージの場合も多いです。

この場合、例えば、釣り具をたくさん入れないといけないので、キャンプ用品は少なくしておかなければならないということもあります。

この荷物の問題が、ファミキャンとソロキャンの違いを生み出していくと思います。

お金の問題

ソロキャンは荷物を減らすことが必要になりますので、キャンプ用品一つ一つが高くなります。

例えば、シュラフでもこんなに値段が違ったりします。

もちろん収納したときのサイズや暖かさなど機能は全く違うのですが、そのような機能が必要かという問題でしょう。

 

他方、ファミキャンの場合は、シュラフやチェアーなど一人一つ必要なものについては、人数分買いそろえる必要がありますので、その点でお金はかかりますが、ソロキャンプのように道具一つ一つは高くありませんので、物にこだわらなければ、ファミキャンの方が安く上がる場合もあります。

食事について

ソロキャンプは比較的食事は簡素となりがちですが、ファミキャンでは、食事は一番のレジャーとなりうるものです。

そのため、ファミキャンの場合、食事に関する荷物はちょっとこだわって見ても良いでしょう。

私はファミキャンの場合は必ずウェーバージャンボジョーかウェーバースモーキージョーを持っていきます。

これらがあると、キャンプの食事の質が全く変わりますので大変お勧めです。

タープについて

タープは私の場合、ソロキャンなら使いません。

そのためタープはファミキャン専用という位置づけでしたので、

こんな感じの物を使っていました。

ファミキャンにおけるタープはリビング的な位置づけですので、どんなものでもよいとはいえ、求める機能としては、簡単に設営・撤収でき、十分な面積を確保できるということでしょう。

ヘキサタープは必ずしも設営が簡単なわけではないですし、面積も比較的狭くなりがちですが、解放感は一級ですし、重さは比較的軽いので、全体としてみると一番良いと思っています。

テントについて

テントは、ファミキャンとソロキャンで大きく違う部分の一つです。

そもそもテントは高いものはいくらでも高いのですが、私はとりあえず安いものを使うようにしています。

そうしたところ、3~4人用のファミキャンで使える安いテント(6000円くらいのサウスフィールドの物)もソロキャンで使える安いテント(Weanasテント)も別に水漏れなどすることなく使えています。

ですので、あまり値段的には大きな違いはないと思うのですが、重さや大きさは大きな違いです。

 

キャンプをされたことがない方はテントは大きい方がいいと思われるかもしれません。

しかし、テントは小さいに越したことはありません。

なぜかといいますと、大きいと

  1. 設営するのがしんどい
  2. 撤収するのがしんどい
  3. 車に積むのがしんどい
  4. 雨や朝露でぬれたテントを家で乾かそうと思うと乾かす場所がない

という問題があります。

どうせたまにのアウトドアなので、少しはしんどい方が体にいいんじゃないかと思われるかもしれません。

しかし、思った以上に体力を削られます。これが当たり前と思っているといいのですが、一度軽くて小さいテントを使ってしまうとどうしようもなく気になるようになります。

また、キャンプをしている方は気持ちを分かっていただける人もいるかもしれませんが、最後テントをたたむ際はあまり泥をつけたくありません。そのため、ずっと浮かせた状態でたためればいいなと思ってしてみるのですが、重くて大きいテントだとかなり手がだるくなります。

それで疲れを取ろうと帰りに温泉によって変えるのですが、やはり家に帰ると、車から家まで重いテントを運ばなければならなくなりますので、しんどいなと思ってビールを飲み、自宅っていいなと思って、キャンプに行かなくなるというわけです。

 

ですので、人数の関係で大きなテントを買わなければならない方はやむを得ませんが、基本的にはファミキャンでも小さなテントを使われることをお勧めします。

まとめ

ファミキャンとソロキャンの大きな違いは、荷物と食事の問題に集約されるでしょう。

ソロキャンの場合、ファミキャンより食事が寂しくなるのはやむを得ません。

他方、ファミキャンだと、どうしても荷物が大きく、かつ、多くなりがちですので、しんどくなります。

しんどくなるのは夫婦喧嘩のもとですので、ファミキャンでもソロキャンと同じように軽くて小さいキャンプ用品を使う方が良いと思っています。

ポイントは高級なものを使うというより、軽くて小さいものを使うということだと思っていますが、それでもある程度の金額にはなってきます。

 

キャンプを始める場合、バーベキューの延長としてファミキャンから始められる方や、友人に連れていかれて始める場合などあると思いますが、ファミキャンから始める方の注意点はファミキャンとソロキャンで道具が異なることだと思います。つまり、安い物でいいやと思って大きめの物を購入すると、ソロキャンでは使いづらいということになります。

ですので、ファミキャンを始める方で、少しでもソロキャンをする可能性がある方は、テント、シュラフ、テントマットについては、多少値が張っても軽いものを購入しておいた方が良いでしょう。

以下は私のお勧めです。

ちょっと値は張りますが、どれも後悔しないものだと思います。

ただ、シュラフについては、使用可能温度の問題がありますので、悩みどころでしょう。

私の場合、冬用にバロウバッグ#0と夏用にサウスフィールドのマミー型シュラフを持っています。

しかし、冬にキャンプをしないのであれば、夏用シュラフかインナーシーツのどちらかを買うというのも一つの選択肢でしょう。

といいますのも、夏はシュラフがなくてもいいと思う反面、ゴールデンウィークでも寒い日は夏用シュラフでは賄えないくらい寒いです。

ゴールデンウィークにはキャンプをしたいというのであれば、少なくとも最低使用温度が0度前後であるシュラフを用意しておいた方が良いと思いますが、夏だけしかキャンプをしないなら、必ずしもシュラフは必要ないかなと思います。

 

いずれにせよ、ソロキャンに移行する可能性を少しでも残すのであれば、テント、シュラフ、テントマットについては、気を付けておいた方が後悔しないでしょう。

他方で、それ以外の物については、ソロキャンプに移行するにあたってそもそも全く利用できなかったりしますので、あまり気にしすぎない方が良いと思います。