ファミリーでのオートキャンプ場の選び方

キャンプに行くってテンションが上がりますよね。

しかし,キャンプ場の選び方って比較的センシティブで,だんだんとアニメでやっていたところに行くとか今まで行ったことがあるところだから行くとか安いから行くとかそんな感じになってくると思います。

何度もいける人だったらいいのですが,ファミリーでのキャンプだったら,あまり何回もいけるわけではないですし,できれば失敗したくないというのが本心ではないかと思います。

そこで,キャンプに結構行っている私の観点から,ファミリーでのオートキャンプ場という側面からキャンプ場選びのコツについて紹介してみたいと思います。

キャンプ以外のアクティビティがあるか

キャンプ場を選ぶ際にはいろいろな視点があると思いますが,大きく分けると,

・キャンプだけしかできないところ

・キャンプ以外のアクティビティもあるところ

の二つに分けられます。

 

キャンプ以外のアクティビティといいますと,例えば

・海

・川

・遊具

・キャンプ場が提供するバーベキューやソフトクリーム作り体験などのサービス

が典型的かと思います。

 

私的には,家族で行く場合,一般にキャンプ以外のアクティビティがあるキャンプ場を選んだほうが,全体としては安く済むという傾向にある気がしています。

キャンプしかできないという場合,焚火や虫取りなどその場で遊ぶことができるタイプの方は良いのですが,そうでない場合,近くの水族館に行ったり,レストランに行ったりという感じでお金を使うことになることが多いのではないでしょうか。キャンプ場で遊べる場合,子供を遊ばせる名目でキャンプ場内に釘付けにすることができるのであまりお金がかかりません。

他方で,そのようなアクティビティがあるキャンプ場のほうがキャンプ場自体の料金が高くなる傾向にあるような気はしています。

有料か無料か

キャンプ場の値段は,無料も含めて大きく差が出ます。

近年は無料のキャンプ場が必ずしも設備が悪いということはないのですが,やはり,川の横とか海の横といったわかりやすくよさそうなところは有料であるところが多いと感じます。

無料キャンプ場の良いところは,無料であるということの他にチェックインとチェックアウトの時間がないことといえるでしょう。

ただ,これはファミリーキャンプの場合はあまり関係がないとも言えます。

子どもがいるとある程度規則正しく行動しておいた方が親も楽なので,チェックインやチェックアウトの時間はキャンプ場の言うとおりするということ自体がメリットともいえるでしょう。

 

他方で,無料キャンプ場のデメリットは,一般的には人が多くて,マナーが悪いことだと思います。

有料だとしてもキャンプ場の料金はホテルなどと比べると圧倒的に安いことは言うまでもありません。

そのため,安い目の金額でもある程度キャンプ場にお金を払った方が,快適なキャンプを楽しめるという側面もあります。

 

私は,20代のころは無料のほうがいいと考えて疑いませんでしたが,30代となった今となっては有料のキャンプ場のほうがいろいろと気が楽だなと感じています。

なんとなく,有料のキャンプ場に行った方が,大した金額でなくても周りの方々がハイソな感じがし,自分もハイソになったような気がします。ホテルで朝食を食べるみたいな感覚ですねw

キャンプに年間10泊行ったとして,1泊あたり5,000円払ったとしても,5万円ですので,趣味にそれくらいは使ってもいいかなというレベルではないでしょうか。

自宅からキャンプ場までは何時間くらいが良いか

人によっても異なると思うのですが,自宅からキャンプ場までの距離は,遠い方が非日常感にもつながりますので,必ずしも近い方が良いとは言い切れません。

私は,東京や大阪のような首都圏にいるのであれば,その中からは出たほうが良いと思います。

せっかくキャンプに行っているのに,近くに都会の喧騒を感じると,なんだかなと感じてしまうからです。

首都圏から出るということを考えずにすぐにどこでも行けるというのであれば,私は自宅から2時間程度の距離がちょうどいいなと思っています。

1時間だと,仕事での通勤距離や営業で回る距離とあまり変わらなくなってしまうので,なんとなく仕事をしているような感覚がぬぐい切れない気がします。

しかし,2時間かかると例えば,京都市内から日本海まで行けますし,かなり雰囲気の変わったところまで行くことができます。

標高はちょうどいいところに合わせる

キャンプは屋外で寝ますので,気温はほぼ標高に合わせて決まってきます。

寒すぎたり暑すぎたりすると,寝れなくなって翌日子供に八つ当たりしたり夫婦喧嘩をする羽目になりますので,とりあえず,標高はちょうどいいところに合わせましょう。

ちょうどいいところといわれても,と思われる方は,少なくとも「真夏に海沿いのキャンプ場に行くのはやめる」というだけでも結構変わります。

風がある日はなんとか寝れるのですが,風がない日は拷問以外の何物でもないので注意しましょう。

ロケーションは森の中かそうでないか

森の中といえるようなロケーションのキャンプ場は多いですが,他方で,少なくともキャンプサイトの中や隣のサイトとの間にはあまり木が立っておらず,木が立っているのはキャンプサイトの周りであるというキャンプ場があります。

このどちらがいいかということですが,森の中のキャンプ場は日影が多いので一見涼しそうで,かつ,木を使ってタープを貼ったりすることができるので,いろいろな遊び方があります。

しかしながら,他方で,森の中のキャンプ場は,風が通りにくいため蒸し暑くなることも多く,また,木が日陰を作るため,撤収するまでにテントやタープが乾かないということがあります。

 

どちらも一長一短ですし,天候によっても変わりますが,私的には,タープを使うのであれば,森の中のキャンプ場ではないほうが楽かなと思っています。

最後の決め手は?

私はこんな感じで絞り込んでいきますが,私は,最終的には,ちょっと人気のなさそうなところを選ぶようにしております。

アニメで紹介されているような有名なキャンプ場は,間違いなく良いところですし,行って後悔することもほぼありません(人が多いという以外は)。

ただ,それ以外のところだと,「ここがものすごくいい」というところはほぼなく,「この地域はこの食べ物がおいしくてすごくいい」とか「この地域は風が気持ちよくて星もきれい」といった感じに感じることが多いと思います。

そのため,私の場合,標高やロケーションである程度絞り込んだうえで,最後は,ちょっと人気のなさそうなところに行くことで,人が少なそうなところを選ぶようにしています。

人気がなさそうなところの基準ですが,

・近くに有名なキャンプ場がある

・近くに無料キャンプ場がある

・地域的にめっちゃ不便

・特筆すべきところがないのに有料キャンプ場

といった誰でもわかりそうな,あまり選ばなさそうなところに行っています。

このようなところでも有料キャンプ場だと設備が悪いというところはほとんどないうえ,人もあまりいなかったりするので,快適にキャンプをすることができます。

 

皆様も後悔のないキャンプ場選びをしましょう!