飯盒の使い方(飯盒なら本当に簡単にお米を炊くことができます!)

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飯盒というと林間学校以来かもしれませんが、僕は本当に好きなんです!

特に兵式飯盒は、まさに「飯盒!」という感じがしますよね。

今回は、飯盒でお米を炊く方法についてご紹介いたします。

(ちなみに今回紹介する方法は、玄人がおいしく炊ける方法ではなく、素人が簡単に炊ける方法ですので、その点はご了承ください。)

米を測る

まずはお米を図ります。

今回は2合炊くことにしますので、飯盒の中ふた擦切り一杯が2合となります。

キャンプの場合、お米を何度も炊くことがないことが多いので、僕の場合、ビニール袋に米2合を入れて持っていくことが多いです。この場合は米を現地で測る必要はないので、ちょっと楽です。

お米の持って行き方は人により異なりますが、便利だな~と思うのは、500mlペットボトルに米を入れいくという方法です。

米1号は180mlですので、500mlペットボトルに一杯米を入れて持っていくと、3合弱入ることになります。

ソロキャンプの場合、一回1合(ちょっと多いかな?)炊くとして3回弱分持っていけることになりますので、なかなか便利といえるでしょう。

なお、飯盒の場合、外ふたが3合、中ふたが2合となりますので、外ふたを使って3合測った後中ふたで2合測ると外ふたに残る米が1号ということになります。

ただ、この方法によると3合以上米を持っていないと測れないので、現実的にはシェラカップで測ることになるでしょう。

米を研ぐ

次に米を研ぐわけですが、今の時代なので、無洗米でなくても、研がなくてもよいと感じる面もありますが、念のため研いでおきましょう。

研ぎ方はいろいろ書いてありますが、普通に研いでおけばよいでしょう。

水をはる

米を研ぎ終わったら、水を張りましょう。

飯盒で2合炊くのであれば、中にある2合のしるしのところまで水を入れればよいです。

火にかける

ここからが飯盒特有の問題です。

火にかける際は、シングルバーナーでも、ツーバーナーでもよいのですが、折角飯盒を使っているのであれば、炭火や焚火で加熱したいと思いませんか?

もちろんシングルバーナーやツーバーナーで加熱した方が、飯盒も汚れないので良いのですが、やっぱり飯盒を使うなら炭火や焚火で加熱する方が楽しそうですよね。

焚火の場合、火が出ているところにおいておけばよく、炭火の場合も強火のところにおいておけばよいでしょう。これらの熱源で加熱する場合に問題となるのは、基本的には沸騰しないというような問題ですので、初めての場合は特にほかの情報には惑わされず、強火のところにかけましょう。

いつ火からおろすか?

火からおろすタイミングが米を炊く場合に一番難しいといえます。

「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いてもふた取るな」

などといいますが、特に初めての場合は、ガンガンふたを開けましょう。

飯盒で米を炊く場合、基本は、まず、沸騰する音が聞こえてきて、その音が聞こえなくなると、水がなくなったということなので、火からおろすということになります。

しかし、私は何度もやってみましたが、音はよく聞こえません(汗)

また、沸騰しているときに、蓋の上にヒバサミを置くと沸騰している場合は振動しているように感じるということも聞きますが、何度やってもよくわかりません。

おそらく強い火力で加熱していたり、4合炊いたりする場合にはそのようになるのかもしれませんが、少なくとも、炭火や焚火で2合を炊く場合にはこれらの指標を使えたことはありません。

また、何分程度で火からおろすということも、炭火や焚火の場合、火力が人によって全く異なりますので、何とも言えません。

結局、米を炊く場合に重要なのは、水がなくなったら、火からおろすということだけですので、極力強火にして、定期的に蓋を開けて水がなくなったことを確認したら、火からおろすというのが一番安全な方法といえます。

火から下した後

火を下した後は、飯盒をひっくり返すといいます。

ただ、これは必須ではないと思います。

よく考えてみると、普通炊飯器で炊くときも炊飯器はひっくり返さないですよね。

ただ、飯盒の場合、火からおろしてすぐに火にかけていた部分を新聞紙でこすった方が汚れをきれいに落とすことができますので、特に焚火や炭火で加熱した場合はこれはしておいた方が良いと思います。

飯盒をきれいに保つ方法として、加熱し始める前に、飯盒の周りにクレンザーをつけておくという方法も紹介されていますが、ちょっと面倒な気もします。

正直、火からおろしてすぐに新聞紙でこすっておけば、意外なほど簡単にきれいになりますので、それで十分でしょう。

こすった後は、ひっくり返すかどうかはどちらでもよいと思いますが、そのまま置いてしばらく蒸しましょう

なお、飯盒の底をたたく方もいらっしゃいますが、これは特に意味がありませんので、やってもやらなくてもよいのですが、あまり激しくすると飯盒がへこんでしまいますので、基本はしない方が良いと思います。

米を食べる

米を食べる前に、炊いた米を下からしゃもじなどで、かき回しましょう。

これは炊飯器で炊くときと一緒ですね。

キャンプでは適当なしゃもじがない場合が多いので、少し面倒ですが、やっておいた方がおいしいように感じます。

最後に

飯盒で炊いたお米は、屋外で食べるからかもしれませんが、すごくおいしく感じます。

焦げ付くのではないかと不安になられるかもしれませんが、僕は、蓋を開けるようになってからは一度も焦げ付かせたことはありません。

そのため、この方法であれば、安心して屋外でコメを炊くことができます。

もし米が余ったら、おにぎりなどにしてクーラーに入れておきましょう。

キャンプ場の炊事場でコメが流されているのを見ると悲しくなりますし、飯盒で炊いたお米はおいしいので、是非食べることをオススメします。