飯盒は昔ながらだけど、なかなか使えますよ!

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キャンプで米を炊く場合、一番に思いつくのは飯盒ですよね。

林間学校の飯盒炊爨はよく覚えているのではないでしょうか。

しかし、今調べてみると、飯盒以外にも米を炊く道具はたくさんありますし、何も飯盒によらなくてもよいのではないかと思われるかもしれません。

そこで、飯盒の用途の広さ、飯盒の種類、他のクッカーとの比較についてご紹介したいと思います。

飯盒のメリット

飯盒は米を炊く道具としては非常に良いと思います。

米をおいしく炊けるかという点では、基本的に、圧力をかけることができるかという点が重要となりますが、飯盒の場合、中ふたもありますし、外ふたもしっかりとはまるようになっておりますので、他のクッカーより圧力をかけることができます。

また、米の量を測るときでも、中ふたで2号、外ふたで3号を測ることができるとともに、2号と4号については、水のメモリもついているものが普通です。

通常、米を炊く場合は米と同じ量の水を入れればよいといわれますが、無洗米であれば、最初から測っておけば水の量は問題ないのですが、現地でコメを洗う場合には、米をざるにあげないと水の量がわからなくなってしまいます。

そのため、飯盒にある水を測っておかなくてもよい機能は非常に使い勝手が良いように感じております。

飯盒の使い道

飯盒は米を炊くために使うのが基本だと僕は思っていますが、それ以外にもたくさんの使い道があります。

キャンプではスペースの関係で、クッカーが限られていますので、たくさん水を汲めるクッカーを他に持っていない場合、お湯を沸かすのにも重宝します。

また、ラーメンを作ったりということもできますし、米を炊く最中に、中ふたを使って味噌汁を作ったりということもできます。

丸型飯盒と兵式飯盒

飯盒には丸型と兵式があります。

丸型はこちらで

兵式はこちらです。

どちらを選ぶべきかという点ですが、基本的には丸型がおすすめといわれています。

やはり丸型飯盒の方が洗いやすい形状をしていますし、米を炊く以外の用途で使う場合も、使いやすいのがその理由と思います。

しかし、兵式飯盒はマニア心をくすぐるところもあります。

兵式飯盒があのような形状になったことにはさまざまないわれがありますが、基本的には戦場で使うことを想定した装備であるからということになります。

理由の一つは、兵士が米を炊いた後、飯盒を腰につける場合、あのくびれた形状の方がつけやすいからということや、荷物として持つときも収納しやすいからという点です。

もう一つの理由は、あの形状は、焚火等の安定しない熱源を使って調理する場合でも、うまく米を炊きやすいことや、たくさんの飯盒を使って米を炊く場合隙間なく飯盒を並べられることなどがあげられます。

僕たちは、飯盒でコメを炊いた後、腰につけて戦場に向かったりすることはないのですが、現在でも、丸いクッカーは車の中でも少し邪魔だったりしますので、その点は一理あるかなと思います。

ただ、僕が心惹かれた理由は焚火などの安定しない熱源を使ってもおいしく米が炊けるという点です。何度も兵式飯盒でコメを炊いていますが、確かにおいしいのですが、丸型ならおいしく炊けないのかがわからないので、単なる自己満足かもしれません。

ただ、兵式飯盒はその形状からして洗いにくいといわれている点に関しては確かに洗いにくいとは思いますが、焦げ付かせなければ気になるような問題ではないと思います。

そのため、僕の今の感想としては、「基本的には丸型飯盒をオススメするが、兵式飯盒も捨てたもんじゃない」という感じです。

僕も一度はあの兵式飯盒を5個くらい一つの焚火に並べて米を炊いてみたいなと思います。

取っ手部分

飯盒を利用する場合、熱源はいろいろありますが、加熱するときの取っ手の使い方にもいろいろあります。

基本的に五徳に置いたり焚火の端っこの方に焚火にくっつけて置いたりする場合と、どこかにぶら下げて使う場合があります。

しかし、現実的には、五徳に置くパターンが多いでしょう。

五徳に置く場合、取っ手を上に向けた状態で固定できるとよいのですが、取っ手が下に落ちた状態で加熱してしまうと、軍手をはめても取っ手を持つことができないほど熱くなってしまいます。

そのため、飯盒を選ぶ場合は、取っ手を上に向けた状態で固定できるようなものを購入するのが良いでしょう。

しかし、僕が調べたところ、過去に取っ手を上に向けた状態で固定できるような飯盒が販売されていたこともあったみたいですが、現在はなかなか見つけることができません。

ただ、通常の飯盒でも、取っ手部分は立て付けが悪いことが多いので、特に固定できる形状ではないように見えても、真上に固定することはできる場合が多いです。

僕は、サウスフィールドの兵式飯盒を使っていますが、取っ手はうまい具合に立て付けが悪く、真上に固定することができますので、米が炊きあがった際も、安心して、取っ手を持つことができます。

おそらく、構造はあまり変わらないので、どの飯盒もそうなのではないかと思います。

やっぱりライスクッカーの方が良いのか?

これまで飯盒の良さを語ってきましたが、正直飯盒を使われる方は最近少ないと思います。

では、ライスクッカーがいいかというと必ずしもそうでもないのかな?とも思います。

まず、飯盒はどれも4号は炊くことができますが、実際には2号くらいしか炊かない人が多いと思います。

それを前提にすると、trangia(トランギア)のラージメスティンでよいのではないかと思われるでしょう。

確かにメスティンはちょうどよい大きさで、しかも、四角いため収納もしやすいというメリットがあります。

しかし、飯盒とメスティンはだいぶ用途が違うように思います。

メスティンは持ち手部分にゴムが使われていることからすれば、基本的にはシングルバーナーやアルコールバーナーなどで使うことが想定されており、焚火や炭火で使うことは想定されていません。

また、他のライスクッカー系の物はいずれも焚火で使うことはあまり想定していないような形状となっていますし、重いです。もちろん重い方が米がおいしく炊けるということはわかるのですが、キャンプにはオーバースペックな気がしてなりません。

その意味で、焚火や炭火で使うことも考慮に入れられるものとなると、焚火缶となるのではないかと思います。

焚火缶は取っ手を上に向けた状態でしっかりと固定できるので、スープ系の物を作ろうと思うと非常に使いやすいですし、フライパンもあるし、スタックもできます(実際、焚火缶のような大きなものをスタックして何個も持っていくような場面はないのかもしれませんが。)

一応、フライパンについては、ロゴスの飯盒にもあります。

ただ、焚火缶と飯盒を比べるとどう考えても、米を炊くという機能に関しては、飯盒の方が優れています。

そう思いますと、最終的には、米を炊くことを主に考えるか、スープ系の物を作ることを主に考えるかではないかと思います。

飯盒は、最近はやらないというのはわかるのですが、飯盒は最近はやりのライスクッカーに全面的に負けているわけではないといえるのではないでしょうか。

 

 

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