Vivereハンモックダブルサイズは結構おすすめだけど使い方を選ぶ

ハンモックっていいなって思って自立式ハンモックのVivereハンモックダブルサイズを購入しました。

思っていた使い方通りの使い方はできませんでしたが、悪くありませんでしたので、紹介したいと思います。

Vivere ハンモック ダブルサイズ サルサ

ハンモックのダブルサイズとは

私も購入するまでよくわかっていなかったのですが、ハンモックにはサイズがあります。

よく売っている中で言いますと、ダブルサイズと言われている生地が長さ240cm×幅160cm程度のものと前後に板が入っていて、一人用と思われるような下のような大きさのものとがあります。下のものの場合、生地が長さ254cm×73cmのようです。

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生地のサイズを比べてみるとわかると思うのですが、前者が後者の倍くらいの大きさとなっているのでダブルサイズと言われているのではないかと思います。

ダブルサイズの場合、Vivereハンモックのように耐荷重は200kgあるものは多いので、確かに二人で寝ることは可能ですし、私もやったことはあります。

しかし、かなり体が密着してしまいますので、基本的には二人で寝るからダブルサイズというわけではなく、一人で寝ることを前提としております。

ダブルサイズの場合、寝る際はハンモックの両端を結んだ直線に平行に寝るのではなく、20°〜30°くらいずらして寝るようにすると、体が比較的水平に近くなって寝やすくなります。

そのため、ダブルサイズは一般的に寝心地が良いと言われるわけです。

私が自立式ハンモックを購入した理由

ダブルサイズの意味がわかったところでなぜ私が自立式ハンモックを購入したかをご説明したいと思います。

家でも外でも使いたかった

ハンモックを購入するまえに、上で説明したような一人用のハンモックを使わせてもらう機会がありました。

そうすると、ちょっと狭いもののすごく寝心地が良いですし、絶対に何回も使いたくなるという自身がありました。

そのため、外だけでなく、家でも使えるようにしたいという思いが強くありました。

家で使う場合、自立式じゃないと、かなり設置が面倒であるだけでなく、そもそも設置できないということが想定されます。

屋外で使うときもちょうどいい木があるとは限らない

ハンモックは外でも使えますが、自立式でない場合、木を使って設置します。

しかしながら、見ていると約3メートルの間隔で生えている木が必要で、しかも、外れてしまうことを想定して、ハンモックを設置するところの地面は水平で突起がないところにするべきであると言われています。

しかし、もともとどのようなキャンプ上に行くかがわかっているのであれば、そのような木が存在するかよくわかりますが、はじめてのところに行ったり、どこに行くかわからないようなときには、ハンモックを設置できない可能性があります。

そのため、私は、自立式が良いと思っています。

Vivereハンモックを買ってみてどうだったか?

思っていたとおりだった部分とそうでない部分が比較的多い商品だったので、その部分を中心に紹介したいと思います。

寝心地は一人用と比べ物にならない程よい

一人用のハンモックは寝転んでいると気持ちいいんですが、体制を変えることはほぼ不可能です。

なぜ不可能かというとやはり左右が狭すぎることにあります。

他方で、ダブルサイズのハンモックは、かなり広いです。ハンモックはたわんだ状態で寝ますので、寝返りを打つということはないのですが、ハンモックの上で、足を曲げてあぐらをかいたような体制になったり、そのままでノートパソコンを触ったり、若干横を向いて本を読んだりということが普通にできます。

これだけ広いので、一晩寝るということも普通にできます。

一晩寝ると寝返りが打てるわけではないので体が痛くなったりしないかと思われるかもしれませんが、私の場合はそういうことはありませんし、ほとんどの方でそうではないかと思います。

それだけ一人用ハンモックとダブルサイズのハンモックの寝心地は異なります。

ただ、一人用ハンモックのときはあまり感じなかったのですが、ダブルサイズのハンモックの場合枕を用意したほうが良いです。

どうしても頭だけ何もないと違和感を感じてしまいます。

私の場合、旅行のときに購入したネックピローを使っています。

私は空港で購入したので3000〜4000円位でしたが、アマゾンだとほぼ同じようなものがこれだけ安く買えるんだなと思いました。

このネックピローを利用すると、私の場合はほとんど違和感なく寝ることができましたが、これがなくても例えばバスタオルなどで高さを調整しておけば十分かと思います。

思ったより重く、組み立てが面倒

私は屋外でも使いたいなと思っていましたが、今は基本的に屋外で使うというのはないかなと思っています。

よくある一人用のハンモックはハンモック部分を取り外したあとは、単に折りたたむだけで収納袋に入れることができます。

しかし、Vivereハンモックは、各パーツをねじで止めてあります。もちろんそのネジはドライバーなどの工具を使わなくて良いようにプラスチックの持ち手がついているのですが、そもそもネジを使わなければならないという時点で結構面倒です。

屋外でハンモックを使うという場合、ベッドの代わりにするという場合と、単に遊びの延長で使う場合とがあると思います。ベッドの代わりにするのであればそれだけの手間をかける価値はあるかと思うのですが、本を読んだりとか単に遊びで使うのであれば、ちょっと手間がかかりすぎるかと思います。

また、蚊帳がついてるタイプのハンモックではないので、使える季節も限定されてしまうと思います。

私はプレーナメッシュタープというスクリーンタープの中で使ったことがありますがその際は非常に良かったのですが、通常は、スクリーンタープの中で使うのではなく普通に外で使うと思います。

そうすると普通に蚊の餌食になってしまいますので、加害内季節に使う必要があります。

また、重さも、一人用のハンモックと比べてだいぶ重いです。先程挙げた一人用ハンモックは発送重量で9.2kgと記載されていますが、Vivereハンモックは発送重量で14.5kgと記載されています。

これで思いと言われても具体的なイメージがわかないかもしれませんが、例えばわかりやすいところでいうと、コールマンのタフドームの発送重量が10.5kgです。

寝るだけなのにタフドームより4kgも重い!おわかりの人は解ると思いますが、そもそもタフドームはかなり重いです。それよりさらに4kgも重いということはかなり気合を入れないとこのハンモックをキャンプに持ち出すことはできません。

結構寒い

私は、Vivereハンモックを4月ころに購入しましたが、この時期に家の中でVivereハンモックで寝ようと思うと結構寒いです。

もちろんハンモックの上で寝袋に入れば暖かいのですが、上から毛布をかけるというのでは寒くて夜中に目を冷ましてしまいました。

もともとハンモックは暑い地域で使われていた寝具ですのでこのあたりは当たり前なのかもしれませんが、私は自分で使ってみるまであまり信じていませんでした。

しかし、実際に使ってみると本当に寒いもんなんだなと実感しました。

この寒さは夏に気持ちよく寝られるという意味ではすごくいいんだろうなと思うので、必ずしも欠点というわけではありません。

しかし、蚊のことも考えると外で蚊帳なしのハンモックを気持ちよく使える時期って本当はないのでは?と思ってしまいます。

私は、3月ころにハンモックで外で寝た際には、ハンモックの上にテントマットを置きその上でシュラフに入って寝ましたが、そのときは気持ちよく寝ることができました。

ただ、本来ハンモックを使いたいという方は、昼間に外でハンモックでぼうっとしたいというようなイメージかと思うのですが、そのような希望を叶えるためには、春と秋の一時期しかないのではないかと思います。

とはいえ結局はおすすめ!

酷評しておいて何かと思うかもしれないのですが、やはり寝心地は変えがたいものがあります。

私も外には持っていかず、家の中専用になってはいますが、ほぼ毎日使っているくらい気に入っています。

ただ、一人用を買うかどうかは非常に悩みどころだと思います。

実際値段は3倍くらい違いますし、外に持っていこうと思うと、一人用のハンモックであればなんとか持っていけます。寝心地が悪いと行っても、それはダブルサイズのハンモックに寝てみるとやっぱり一人用より寝心地がいいなと思うだけで、展示品とかで寝転がってみるとわかると思うのですが、一人用でもかなり寝心地はいいです。

ただ、一人用のハンモックだとしても、家で日頃からハンモックに乗っていると、わざわざキャンプのときにまで持っていかないと思いますし、そう思うと家で使うときに満足感が高いようにダブルサイズのハンモックを購入したほうが良いのではないかと私は思っています。

ただ、それが一つの答えでもないように思うのが、ハンモック選びの難しさだと思います。

寝てみれば一番早いのですが、一人用ハンモックはホームセンターで寝ることができることもありますが、ダブルサイズのハンモックを寝てみることができる機会は少ないです。

キャンプ場の中にはハンモックのレンタルがあることもありますので、ダブルサイズのものがあればそこで借りてみるというのもありかと思います。

とはいえ、結局どちらのハンモックを購入しても満足感はかなりあると思いますので、後悔することはないのではないでしょう。